Apple、毎年恒例の開発者会議「WWDC」について今年はオンライン形式にすると発表

Appleは、毎年6月に開催している開発者会議WWDCについて、史上初となるオンライン形式での開催を行うと発表した。

例年では、3月か4月に開催の概要を発表していたWWDCだが、今年は新型コロナウイルスの影響で、開催中止も噂されていた。

しかし、Appleは「何百万人もの開発者をつなぐ基調講演とセッションを含むオンライン形式」「消費者、マスコミ、開発者向けのコンテンツが満載されたまったく新しいオンライン形式」といったオンライン形式を採用することにより、世界中の開発者やマスコミなどが参加できるイベントにするという。

同社によると155を超える国と地域の2,300万人を超える登録開発者を含むとしており、世界中の開発者が同時接続して参加する、史上まれに見るオンラインイベントになりそうだ。

具体的には「iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSの早期アクセス」とあり、iOS14など、秋に発表が予想される各種新OSのお披露目を予告している。

なお、当初は2020年前半の発表が予想されていたiPhone SE2（iPhone 9）や新型iPad Pro、MacBook Pro、AirTagといったデバイスは、発表、発売が延期される可能性が高く、このWWDCで同時に発表される可能性も指摘されている。