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急ピッチで進む日本発「新型コロナ予防ワクチン」は五輪に間に合うか

道のりは長いのだろうか

発生から3ヵ月ほどが経過した新型コロナウイルス感染症。死亡率が低めだが、経済的な破壊力は凄まじく、予防ワクチンと治療薬の一刻も早い開発と供給が世界中で待望されている。

日本においても、一般ランナー参加中止で行われた東京マラソン、小中高の一斉休校、続々と中止されるイベント、飛び交うデマ、中韓からの入国制限など、新型コロナの感染拡大は、健康被害以上に社会経済活動に対して、恐ろしい猛威を振るっている。国全体がまるで、出口のないトンネルに入り込んでしまったような感覚だ。

そんななか3月5日、「予防ワクチンについて」と題する記者説明会の案内メールがメディアに一斉送信された。大阪大学の森下竜一教授(臨床遺伝子治療学)とバイオ製薬企業のアンジェスがタッグを組み、「新型コロナウイルスの予防ワクチン開発に着手する」という。ワクチンの構築・製造は、宝ホールディングスの子会社であるタカラバイオが協力し、担当する。

それはぜひ成功していただきたいが、道のりは長いことが予想される。というのも創薬には長い歳月と莫大なコストがかかる上に、日本では国からの承認を得るのが諸外国と比べて難しく時間もかかるという常識があるからだ。しかも、成功する保証はかなり乏しい。実際世界中に製薬メーカーは400社近くあるが、新たに作られる医薬品の数は年間50品目程度しかないのである。

ワクチンのデザインは終了している

だが今回、森下教授らが作ろうとしている予防ワクチンは、そうした創薬の常識とはいささか事情が異なるようだ。

第一に開発スピード。一般的には「1つのくすりを開発する期間は、9~17年」(日本製薬工業協会のHPより)を要するのが当たり前なところ、最短6ヵ月で臨床試験ができる見通しだという。常識破りのスピードが可能なのは、今回開発をめざすワクチンが、遺伝子を構成するデオキシリボ核酸(DNA)という物質でできたDNAワクチンだからだ。