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LEVEL∞のR-ClassにRTX 2080 Ti搭載モデルが登場

9月27日にNVIDIAの最新/最上位GPU「GeForce RTX 2080 Ti」が販売開始されたのは既報のとおり。最新GPUが登場すれば、BTOゲーミングPCにも搭載モデルが登場するのは自然な流れだ。そして今回レビューするのは、そのRTX 2080 TIを搭載するiiyamaのLEVEL∞ R-Classの「LEVEL-R037-i7K-XYR」だ。

 LEVEL∞からは、GeForce RTX 2080 Ti搭載モデルに先行して、GeForce RTX 2080搭載モデルがリリースされている。ただし、GeForce RTX 2080 Tiと無印の2080では性能がかなり異なる。GPU性能についてはレビュー記事(新世代グラフィックスの幕開けを告げる「GeForce RTX 2080 Ti」をテスト)を参考にしていただくのがよいが、ざっくりと説明すれば、GeForce RTX 2080は前世代で1つ上のグレードだったGeForce GTX 1080 Tiに相当し、GeForce RTX 2080 Tiはさらに上を行く。

 そしてRTX 20シリーズでは、ついにリアルタイムレイトレーシングに対応した。リアルタイムレイトレーシング対応タイトルが登場したとき、それをより快適なフレームレートで楽しもうとすれば、RTX 20シリーズ中でも最上位のGeForce RTX 2080 Tiを選びたい。とにかく性能、そして新しい機能にいち早く備えたいというニーズに応えるのが今回のモデルだ。

落ち着き感じられるがゲーミングPCらしさもあるR-Class筐体を採用

今回のモデルは、R-Classのモデルということで、デスクトップPCのスタンダードであるミドルタワー筐体サイズを採用している。BTOゲーミングPCをウォッチしている方なら見かけたことのある、黒い筐体に赤いラインの入ったスタイリッシュなR-Class筐体だ。筐体自体は、従来のシリーズと同様で、異なるのは内部であるが、まずは使い勝手や将来の拡張性に関わる筐体から見ていこう。

 赤いラインが特徴的なほかは、シンプルなデザインで従来どおり。LEDのハデな演出もなく、落ち着いたPCでゲームを楽しみたいユーザーに最適だ。また、国内では根強いニーズがあるフロント光学ドライブベイも搭載している点も特徴である。

 前面インターフェイスは赤いラインの部分に並んでおり、角の部分に電源ボタン、上辺にはUSB 3.1×1、USB 2.0×2、ヘッドフォン、マイク端子を備えている。また、この赤いライン上にはスリットが設けられており吸気口としても機能している。

 筐体サイズは190×477×432mm(幅×奥行き×高さ)。幅はやや狭くコンパクトで、奥行き、高さはミドルタワーなりといったところだ。特徴的なのは側板の造形だろうか。右は突き出し、左は軽く凹ませている。

 側板は背面の手回しネジで開けられる。内部は、底面に電源、その上にマザーボードを配置し、前方にはベイが並ぶ。ベイは上が5インチ、下が3.5インチで、その間に長さのあるビデオカードも搭載できるスペースを設けている。本製品は最新かつ最上位のGPUを搭載しているが、2年、3年と経てばビデオカードを交換する可能性も出てくる。そうした時にこのスペースがあることで、組み合わせるビデオカードの物理的干渉に悩まずに済む。

 5インチベイは3基で、1基は光学ドライブ用のオープンベイ。3.5インチベイはすべてシャドウで、4基でトレイ式を採用している。昨今のPCケースでは、SSDの普及もあってシャドウベイを減らす傾向にあるが、どっこい本製品は従来型と言える豊富なベイ数があるので、ストレージの拡張性に余裕がある。

高価なビデオカードに対して、PC価格を少しでも抑えるいぶし銀のパーツ選択

搭載パーツの詳細を見ていこう。まずCPUはメインストリーム向け第8世代CoreのCore i7-8700K。6コア12スレッドでターボ時が最大4.7GHzと高性能だ。ただし執筆時点で発売はまだだが、第9世代Coreが発表されており、タイミング的にこちらの採用モデルも気になるところ。第9世代のCore i9-9900Kでは8コア16スレッドとさらにコア数が増え、最大5GHzとターボ時のクロックも引き上げられている。

 BTO PCのLEVEL∞なので、最新CPUについても素早く対応を果たすと思われるが、今回はなにせGeForce RTX 2080 Tiが高価なため、本製品の価格も税別で30万円近い。さらに価格が上昇するならば、第8世代Coreで価格を抑えるといった選択肢もあるだろう。

 マザーボードは、評価機ではMSI製のIntel Z370搭載モデル。ハイエンドゲーミングPCでは定番の組み合わせだ。ATXフォームファクタで6本の拡張スロットを備えているが、本製品お空きスロットは上から4本目のPCI Express 3.0 x8スロット、5~6本目のPCI Express 3.0 x1スロットとなる。バックパネルのUSB端子はUSB 3.0×4、USB 3.1×2。ネットワーク端子はGigabit Ethernetに対応している。

 CPUクーラーはトップフロー型のものを採用している。ファンの口径、ヒートシンクのサイズなどから、CPUを単品購入した際に付属するリテールクーラーと性能的にはそこまで変わらないと思わる。動作音についてもだいたい同じ程度で、ゲーミングPCなりにやや大きめだ。この動作音を少しでも抑えたいならば、BTOオプションの水冷ラジエータに変更するのがよいだろう。

 メモリはDDR4-2666メモリで8GB×2枚の計16GB。標準的な容量を搭載しているが、GeForce RTX 2080 Tiのグラフィックスメモリが11GBもあるため、32GBにアップグレードして余裕を持たせるのもよいかもしれない。

 ビデオカードはGeForce RTX 2080 Tiだが、MSI製の3スロット厚のオリジナルクーラー搭載モデルが採用されていた。動作クロックはGeForce RTX 2080 Tiのリファレンスに準拠しており、定格が1,350MHz、ブーストが15,45MHzに設定されていた。Founders Editionよりも低クロックだが、安定性が重要なゲーミングPCではこうした選択も安心材料と言える。

かなり大型でデュアルファンのオリジナルクーラーを採用していることもあり、室温26℃の環境下で3DMarkのFire Strikeをデモ~ベンチマークまで一巡した状態でGPUクロックは最高1,920MHzと高めで、GPU温度は最大67℃とかなり低く抑えられていた。ただ、ファンの回転数は高めの設定で動作音は大きめだ。

ストレージは、CドライブにSSD、DドライブにHDDを採用していた。評価機ではSSD側がSATA接続のIntel SSD 545s「SSDSC2KW256G8」256GBモデルを、HDD側がSeagateのBarraCuda「ST1000DM010」1TBモデル。

 ただしスペック上ではSSD側がSATA 6Gbps接続は同様だが、容量が240GBとされていたので、実際の製品では異なるかもしれない。インターフェイスがSATA 6Gbpsであれば性能差は大きくないと思われるので、評価機での性能を紹介しておこう。

標準構成のSSDが、NVMeではなくSATA 6Gbpsということだが、これは標準構成の価格を少しでも抑えつつ性能とのバランスをとった結果だろう。もちろん、価格よりも性能を採るのであれば、BTOカスタマイズからNVMeに変更することもできる。

新GPUの採用で性能も1つ上。4K高画質が現実的に楽しめるPCだ

それでは、今回の評価機によるベンチマークスコアを見ていこう。まずは「PCMark 10」、「3DMark」、「VRMark」、「CINEBENCH R15」といったソフトで基本性能をチェックした。

PCMark 10のスコアは、Extended Testで8,868ポイントと高い。6コア12スレッドのCore i7-8700Kに加え、サポート内で最大クロックのDDR4-2666メモリ、さらにGPUが効くテストの多いPCMark 10ではGeForce RTX 2080 Tiという最上位GPUを搭載していることもスコアを押し上げている要因だ。ゲーム以外にも、全方位的に高い性能のPCとして活用できる。

 3DMarkに関してもスコアは高めだが、1つ注意点があるとすれば、Fire Strikeより負荷の低いところでは旧世代のハイエンドGPUに対してそこまで大きなアドバンテージが得られていない点だ。

 解像度の高いExtreme、Ultraテストや、DirectX 12のTime Spyのように負荷の高いテストでは大きなアドバンテージがある。一方で、負荷の低いテストについては、まだまだ最適化が必要かもしれない。GPUがリリースされて間もなくは、こうした結果が生じる。しかし、ドライバのアップデートとともに本来の性能が得られるようになる。

 もっとも、本製品をもっとも望むだろうは4Kや最高画質のような高負荷なので、そうした環境では現状でも従来GPUを大きく上回る性能が得られるので安心してほしい。

 VR性能を測るVRMarkでは、Blue RoomやCyan Roomのテストで従来のハイエンドGPUよりもさらに高いスコアを示している。より負荷の高いテストでの好成績は、VRコンテンツを楽しみたい方にとって心強いものだろう。一方で、本来より負荷の低いOrange Roomテストが、Cyan Roomのスコアと逆転しているように、先と同様、最適化の課題が見えている。

 CINEBENC R15のスコアは、CPU、CPU(Single Core)ともにCore i7-8700Kなりのもので、メインストリーム向けのハイエンドCPUとしては十分に高い。

 続いて、実際のゲームタイトルのビルトインベンチマークを試し、映像の感触を紹介しよう。利用したのは「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands」、「Shadow of the Tomb Raider」、「Far Cry Primal」、「World of Tanks enCore」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」。

Tom Clancy's Ghost Recon Wildlandsに関しては、3,840×2,160ドット、「ウルトラ」画質時は46.24fpsと、60fpsを下回っているが1つ下の「非常に高い」画質では63.7fpsと上回ることができている。かなり負荷の高いタイトルでもプリセットの最大に近い状態でプレイできる性能は魅力的だ。1,920×1,080ドットに落とせば、「ウルトラ」画質でも60fpsに対して大きな余裕があるので、V-Syncをオンにしても問題ない。

 Shadow of the Tomb RaiderのDirectX 12モードでも同様に、もっとも高画質の「最高」画質の3,840×2,160ドットでは53fpsだったが、1つ下の「高」プリセットで64fpsを満たすことができた。1,920×1,080ドットなら「最高」画質で122fpsを記録しており、高リフレッシュレートの液晶ディスプレイと組み合わせればかなり滑らかな映像が得られる。

 Far Cry Primalはこれまでの2タイトルより若干負荷が軽いこともあり、3,840×2,160ドット、もっとも高画質の「最高」画質で72fpsを満たすことができた。このように、少し軽めのタイトルであれば、もっとも高画質のプリセットと3,840×2,160ドットで60fps超が狙っていける。

 World of Tanks enCoreは言うまでもなくどのプリセットでも不安がない。

 かなり負荷の思いFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークについては、3,840×2,160ドットの高品質こそやや快適止まりだが、5,000ポイント台後半に乗り、映像を見る限りは十分に楽しめそうな印象だ。また、3,840×2,160ドットの標準品質や軽量品質では、同様の構成でGeForce GTX 1080 Tiを搭載したモデルと比べてスコアはもちろん、評価も1つ上に押し上げられている。1つ古いファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークは、どの設定も非常に快適評価だ。

4Kゲーミングと今後のリアルタイムレイトレーシングタイトルに備えるPCとして

実際のゲームタイトルで、比較的新しいタイトルの3,840×2,160ドット時という重い条件に絞って見ても、最大のプリセットが30fps超のまずまず実用的なフレームレート、一つ引き下げれば60fpsを超えていた。4Kディスプレイをすでに導入されているユーザーにとっては、パネル解像度そのままに、従来よりも1つ上の高画質で楽しめるPCだ。

 1,920×1,080ドットならさらに高いフレームレートが得られ、現在出ているタイトルはほぼ最高の画質で60fpsを超えられる。120Hz超の高リフレッシュレート液晶を導入すれば、よりスムーズな映像を楽しめる。こうした点から、最高のゲーミング環境が得られるPCと言える。

 本製品でネックとなるのは、税込みでは30万円を超える価格だ。そしてこの半分以上をGeForce RTX 2080 Tiが占めていると思われる。ただし、ここは覚悟を決めてほしい。現時点で最強の3D性能を得られるPCだ。今後、年末にかけてリアルタイムレイトレーシングに対応するタイトルも登場してくる予定だ。Windows 10側もそれに備えたアップデートが始まっている。そうした将来のゲーム環境も含め、これから3年戦えるゲーミングPCを手にしたいなら本製品を検討していみてはいかがだろうか。