2万枚の写真が140ドルって…。
テクノロジーの導入で、潜在的な新型コロナウイルス感染者を検温/撮影している中国。そんな中、顔認証で撮影された人たちの写真データがネットで販売されるようになったと、abacusが伝えています。
一体何に使われるのか?
売られている写真は、マスクをした人たちを自動認識して撮影したもの。
マスクを装着した人たちは顔の半分が隠れていますが、それでも個人が特定されたデータは、たとえば香港で起こった国民的なデモなどの有事や、公共にあるATMや決済、セキュリティー端末で顔認証をするときに利用される可能性を秘めています。一体どんな人たちが何の目的で買ってるんでしょうか。
プログラムを使って自動的に取得
中新经纬いわく、売り主が入手したデータは特定のルールに従ってオンライン情報を自動的に取り込む、「ウェブ・クロウラー」というプログラムを利用し、建物の出入り時に撮られるデータや、SNSの投稿写真から取得しているそうです。
売り主はこうした写真データを数十万枚も持っており、しかも10万枚以上買うと割り引きが適用されるとのこと。
監視技術は使い方次第
中国では、コロナウイルス感染者と接触したかを問い合わせるアプリも作られ、百度(バイドゥ)が鉄道や空港の乗客をスキャンするAI赤外線センサーを開発し、また公園の警備員がスマートグラスで来園者の顔を検温するなど、最新の科学技術で新型コロナウイルス抑制に力を入れています。
一方、かつて中国で180万人の女性に「繁殖OK」のラベルが記載された謎のデータベースが流出したことも。最新技術の使い方は、慎重に!
2020-04-04 23:34:43