サムスンの画面二つ折りスマートフォンGalaxy Foldの新作"Fold 2(?)"の噂が出てきました。注目されるのはその価格帯が引き下げられるのではないかというところ。最新の情報によると、初代は512GBストレージしか用意されず、価格も1980ドル(国内24万円)と高価だったのに対し、新作では256GBモデルが用意され、多少は安価になることが期待されます。この情報を伝えたサムスン関連情報サイトのSamMobileは、The Vergeの評価によればときに矛盾した情報も伝えることがあり、いくらか信頼度は割り引く必要があるものの、ここ最近の情報についてはかなり正確性があり信頼に足るものだとしています。
サムスンがGalaxy Foldの新作2機種に取り組んでいるといううわさは2019年3月にBloombergがはじめて報じました。そして、そのうちのひとつはGalay Z Flipだったわけですが、残るひとつについては、Huawei Mate Xのような"山折り"式だと予想されていました。ところが最近のリーク情報では、新たな折りたたみ式デバイスはV字型に切り欠かれた"フロントカバー"ディスプレイを備え、初代Galaxy Foldと同様にメインディスプレイが谷折りになると考えられます。
いずれにせよ、新しいFoldは開いた状態のメインディスプレイの大きさが7.7もしくは8インチになる可能性があり、オリジナルの7.3インチより大きくなると考えられています。韓国の電子機器パーツ情報メディアThe ElecはS Penのサポートも含まれる可能性があるとしました。
初代Galaxy Foldにはせっかく折りたたみディスプレイで拡大した画面サイズにもかかわらず、比較的大きなパンチ穴式のノッチがありました。一方で(あくまで噂段階ではあるものの)新作ではノッチのサイズもかなり小さくなるか、もしくはノッチがなくなるとされています。ノッチの存在はソフトウェア開発者にとっては悪い冗談でしかなく、それが機種によって形状や位置がバラバラに存在する状況は開発者を老けさせる要因にもなっています。しかしXiaomiやOppoが試作した、ノッチを設けずディスプレイの下にセンサーを配置する画面下カメラはまだまだ実用化には時間がかかるでしょう。
話がそれましたが、新型Galaxy Foldの最も重要な特徴が折りたたみ式ディスプレイであることは間違いありません。そして、そのヒンジ部分の耐久性がどうなっているかと、価格がどうなるかが、消費者の財布を開かせる最重要ポイントであることも間違いないでしょう。Galaxy Z Flipも、そのヒンジ部分が特徴でありつつ弱点でもあることがわかっています。
SamMobileは256GBストレージ版がラインナップされることで、2代目Galaxy Foldが低価格になると延べているものの、上に記してきたようにこれまでの噂からは、ストレージ容量以外に新型がオリジナルよりも低価格路線だと感じさせる要素はありません。。サムスンが新型Galaxy Foldを正式発表するのは2020年第2もしくは第3四半期になるとのこと。それまでに、もう少し詳しいことがわかって来るはずです。
サムスンは例年8月に製品発表イベントを開催しているため、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるサプライチェーンの混乱や製造の現場の影響が軽微ならば、そのあたりでの発表になるのかもしれません。
2020-04-07 21:02:13