アメリカのIT大手、アップルとグーグルは、スマートフォンを使って新型コロナウイルスの感染者との濃厚接触の可能性を検出・追跡する技術を共同で開発すると発表しました。日本を含めた世界各国にこの技術を提供する方針です。
この新技術は、スマートフォンの近距離無線通信「ブルートゥース」を使い周囲のスマホを検知し、互いの識別情報を保存。感染者が判明した場合、本人の同意を得たうえで過去2週間、感染者の近くにいたスマホのユーザーに警告する仕組みです。
来月までには世界各国の保健衛生当局のアプリ向けに技術提供を始める予定で、日本でも展開する方針です。現地メディアによりますと、対象となるアップルの「iPhone」とグーグルの基本ソフト「アンドロイド」搭載のスマホの利用者は、およそ30億人に上るということです。
一方で、プライバシーに関する懸念について、両社は利用者の同意が前提だと説明しています。(11日16:24)
2020-04-11 05:32:31