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iPhone SEはiPhone 11ユーザーが「これでいいじゃん」と思える出来

アップルは、米国時間2020年4月15日、ウェブ上でiPhone SEの第二世代モデルを発表しました。これまで、「廉価版iPhone」「iPhone SE2」「iPhone 9」などと噂され、3月中にも登場するとみられていた新モデルでしたが、予測より1ヵ月遅れての登場となりました。

4月17日予約開始、4月24日発売で、シルバー、ブラック、PRODUCT(RED)の3色、64GBモデルが税別4万4800円から。今回のラインアップには128GB、256GBの3モデルが展開されますが、128GBモデルも税別で5万円をわずかに切る設定。このモデルが最も人気になるのではないか、と思います。安いですよね!

このiPhone SE、毎月なにかしらのガジェットを購入している人にとっては、4月の購入リストに入れる人も出てくるかもしれません。iPhone X移行のFace ID対応デバイスは、昨今の事情から、大変不便な状況に陥っているからです。

マスクを顔で覆っており、そのままだとなかなかロック解除ができず、マスクをずりおろす必要があります。しかも、決済をする店頭は、最もマスクを外したくない場面でもあり、エクスプレスカード設定をしたSuicaを使ったり、Apple Watchを多用したり、Face ID回避の方法を採らざるを得なくなります。

確かに画面は小さくなりますし、セキュリティレベルが落ちますが、マスクをしていても指紋でロック解除できる点は、マスクを着脱するよりもリスクを防げます。またカメラは、物理的な制約を除けば、iPhone 11に迫る性能です。

iPhone 11を使っている人でも「これでいいじゃん」と思えるデバイスになるだと感じました。

●A13 Bionicがすごい

iPhone SEを乱暴に紹介すれば、iPhone 11の性能を、iPhone 8のボディに詰め込んだスマートフォンです。A13 Bionicチップが搭載された点で、廉価版iPhoneの性能は飛躍的に高まりました。

iPhone SEのライバルは、ズバリ「過去のiPhone」です。当初2年だった買い換えサイクルは長期化しており、また新興国市場では中古のiPhoneも展開されており、こうしたユーザーを3年かけて、機械学習処理に強いスマートフォンへリプレイスしていくことがポイントでしょう。

A13 Bionicチップは、処理性能とグラフィックス性能の比較は、大まかに次の通りです。

・ A8(iPhone 6):処理性能 4倍、グラフィックス性能 10倍 ・ A9(iPhone 6s、iPhone SE第1世代):処理性能 2.4倍、グラフィックス性能 4倍 ・ A10 Fusion(iPhone 7):処理性能 1.8倍、グラフィックス性能 2.8倍 ・ A11 Bionic(iPhone 8、iPhone X):処理性能 1.4倍、グラフィックス性能 2倍

こうして見てくると、ターゲットとなっているユーザーはA8やA9、A10あたりを使っているユーザーで、特に2014年モデルのiPhone 6を持っている人はまったく別のレベルのパフォーマンスになっているかもしれません。

そして重要なことは、A10以前のユーザーの乗り換えが進むことで、機械学習処理を担当するニューラルエンジン搭載のモデルが大きく増加していくことです。

アップルはARkitやCoreMLを生かしたアプリを開発者に推奨していますが、プラットホームとして、これらを快適に動作させるスマートフォンの普及に努めなければなりません。最も価格が安いモデルにもニューラルエンジンが搭載されることは、開発者にとって、快適なアプリ実行環境が拡がることから、新しいスタイルのアプリの開発を後押ししていくことになると考えています。

●カメラは新たな実装でiPhone 11レベルを再現

iPhone 11ユーザーが一時的にあっても「これでいいじゃん」と思えるほどの体験になるという新しいiPhone SE。その大きな理由は、A13 Bionicを生かし切った新しいカメラ実装です。

iPhone SEには1200万画素のカメラを搭載しますが、iPhone XRで搭載されたように、1つのカメラでの人物ポートレート撮影に対応しています。しかしプロセッサの世代が1つ上がっていることから、iPhone 11で実現している「セマンティックレンダリング」でより多くの画像解析と処理をするのです。

これに関しては、ここ数年のiPhoneのカメラの経験から照らすと、非常に胸が熱くなる実装と言えます。価格を安くすること、そして差別化のため、カメラを1つにとどめたデバイスをプロセッサとソフトウェアの力によって強化する。コンピュータを用いた写真撮影のピュアな実力を見ることができるというわけです。

カメラ1つのiPhone XRと2つのiPhone XSは、ともにアウトカメラでポートレートモードを実現し、物理的なデバイスをコンピュータ処理で補う様子が見られました。しかしiPhone 11では超広角カメラが搭載され、2つのカメラを同時に用いたコンピュータ処理がアシストとする写真を実現し、iPhone XSと比較しても見違えるほどの写りに驚きました。

その経験があったので、1つのカメラのiPhoneを使ってきたユーザーにとっては、おそらくiPhone SEのカメラの写りは非線形の進化を感じるほど、ディテール、発色、逆光処理の予測があると予測しています。

カメラの数に依存するナイトモードや、撮影後のフレームの拡大には対応できませんが、暗所も含めて、iPhone SE初代、あるいはiPhone 8から飛躍的に良くなるでしょう。はやく試してみたいですね。

ズームレンズを持ち歩いていた人が、単焦点カメラで警戒にスナップしても楽しいように、iPhone 11ユーザーであっても、iPhone SEのカメラ、そして小さめの端末の体験は、楽しめるものになるはず。であれば、それ以前のスマートフォンを使っている人が、満足しないはずはないでしょう。


2020-04-16 02:19:10



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