米Facebookは16日(米国時間)、新型コロナウイルスに関するデマ情報拡散防止のための機能追加を発表。その内容が、ネットで話題になっている。
■ニュースフィールドにアラート
この機能は、同社の協力機関がデマ情報だと判断した投稿に「いいね」をしたり、コメントやシェアをしたユーザーのニュースフィールド上に、注意喚起カードを表示するというもの。
この表示には、「あなたの友人と家族が、新型コロナウイルスに関するデマ情報を排除するのを助けましょう」と書かれており、さらに世界保健機関(WHO)の「Myth busters」というページのリンクをシェアするボタンと、リンクを開くボタンが付いている。
関連記事:ビートたけし、新型コロナの現状を嘆く 「お笑いは不謹慎って言われるしデマも酷い」
■これまでのデマ事例は…
このMyth bustersとは、世界中で拡散している新型コロナウイルスに関するデマ情報をリストアップし、拡散防止を促すためのサイトだ。
たとえば「日光や25度以上の高温に身をさらせばウイルスを防げる」「5Gモバイルネットワークはウイルスを拡散する」といったデマ情報について、イラストと解説文を添えて、否定するかたちを取っている。
■「いい仕組みだと思う」
このリリースに、ネットからは「さすが。ついに本気を出したね」「こういう決定は素晴らしい。一読した限りいい仕組みだと思う」と、その機能に期待を寄せる多くのコメントが。
またこれを受け、「Twitterでもこういうのやったらいいと思う」「リツイートのほうがよっぽど危険」といった要望も、一部には見られた。
■日本での導入は?
では、日本での導入はいつ頃なのだろうか。サイト上では「この機能は今後数週間以内に導入」とされていることから時期は明確ではないが、「現在対応言語を拡大している最中」とも記されており、いずれは本国でも導入されることが想像される。
SNS社会の代表的な弊害であるデマ情報の拡散。とくにコロナ禍のいま、たったひとつのデマが、人命に大きな影響を及ぼすことさえありうる。Facebookのこの取り組みに、期待の声が上がるのも当然だろう。
2020-04-17 18:16:18