各社でテレワークが進められる中、テレワークに役立つツールがぞくぞく登場している。今回は、その中でも最近発表された新ツールや新機能を紹介する。
1.「プロジェクト管理freee」
これまで会計feeeeや人事労務feeeeなど、各種クラウドツールを提供してきたfreee株式会社が、先日4月20日(月)に在宅勤務の支援を目的とした新プロダクト「プロジェクト管理freee」を発表した。IT業や製造業などで主流のプロジェクト型ビジネスが抱える、工数管理・収支管理の課題解決をサポートする。
次の3つの特徴を持ち、事前に立てたプロジェクトが予算通り動いているのかリアルタイムに管理していくことができる。
(1)プロジェクト毎の予算・実績が一目でわかるUI
(2)他ツール(人事労務freee、Googleカレンダー、Microsoft Office 365 Outlook)との連携によりスムーズに入力が可能
(3)アラートも完備。収支管理レポート
プロジェクトの実績等の確認画面
プロジェクト型ビジネス3つの課題「1.工数入力の負担」「2.煩雑な集計作業」「3.遅延する収支管理」をシンプルで簡単な工数入力、工数集計の自動化、収支管理のリアルタイム化により解決する。
初期費用は無料。チーム単位での導入が可能で、1ユーザー当たり、1ヶ月1,500円(税抜)の使用料となる。
会計freee、人事労務freeeアカウントを持っていなくても単独で利用できる。
テレワークにおいて、チームで仕事をする際に役立つツールといえそうだ。
2.「Chat&Messenger」の新機能「クイックWeb会議」
株式会社Chat&Messengerが手がける無料グループウェア「Chat&Messenger」に、4月11日(土)より「クイックWeb会議」機能が搭載された。新型コロナの影響下でオンライン需要が高まっている昨今、オンライン診療、オンライン商談等の活用が想定されている。
Chat&Messengerはビジネスチャット、Web会議、スケジュール管理、ファイル共有、文書管理を統合したグループウェアで、オンプレミス・クラウド・テレワークを使い分けることができる。
新たに追加された新機能「クイックWeb会議」は、期限付きのユニークなWeb会議URLを生成し、相手側にメールで共有するだけで、相手側はログイン不要で手軽かつセキュアにWeb会議・資料共有ができる。
ビジネスにおいては社外のユーザーと、診療分野においては遠方にいる患者とWEBでやり取りが可能だ。
今の状況のように、急にオンライン対応が必要になるケースには、ログイン不要というのはありがたい機能といえる。
株式会社ADDIXは、4月15日(水)より、テレワーク時のWeb会議を支援する「WorkStyleRecorder(ワークスタイルレコーダー)」のサービス提供を始めた。新型コロナ感染拡大防止対策として、テレワーク推進中の企業を対象に2週間無償で提供される。
テレワークで必要不可欠になるWeb会議。WorkStyleRecorderではリアルタイムで発話内容を記録することから、議事録を残したり、聞き取りにくかった箇所を後からテキストで確認したりすることができ、Web会議を効率化する。またリアルタイムの翻訳機能により、海外拠点との会議にも活用できる。
Microsoft Teams、Skype for Business、Zoom、Cisco Webexなど、多くの企業が使用するWeb会議ツールに対応している。
いずれも、テレワークのかゆいところに手が届く、よくある課題を解決するお役立ちツールといえそうだ。
さらに、雑誌「DIME」最新号の特集は「最強!快速!テレワークギア」。新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務を行なう人が急増していますが、それに伴って、様々なストレスや問題が生じているというのも事実。そんなテレワーカーのために、快適なテレワークを実現するための、デバイスの選び方(Web会議対応パソコン、高精細Webカメラ、超速Wi-Fiルーター、サブモニター、デスクライト、スピーカー、姿勢矯正椅子など)、本当に使えるビジネスチャットツール、効率的な仕事の進め方、環境づくりのノウハウ、セキュリティー対策、ソリューションサービスなどを詳しく紹介。さらに、最先端テレワークを実践している様々な企業のビジネスパーソンたちへの密着取材で、効率良く仕事をこなすノウハウも紹介します。
そのほか、超便利な万能キャンプギア図鑑、いま買うべき必勝株、再開発で進化する東京のトレンドスポット、注目度No.1のスーパールーキー・佐々木朗希徹底解剖など、今、知りたい情報がてんこ盛りのDIME6月号、ぜひお買い求めください。
2020-04-21 19:33:14