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新型コロナで注目の抗マラリア薬、むしろ死亡率上げる恐れ 研究

仏マルセイユの大学病院付属の感染症研究所で、医療関係者が公開した抗マラリア薬のクロロキンを含有する薬剤とヒドロキシクロロキンを含有する薬剤(2020年2月26日撮影、資料写真)。

【AFP=時事】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特効薬になるのではないかと大きく取り沙汰されていた抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」が、標準的な治療では効果がなく、むしろ死者を増やしていた恐れがあるという研究が21日、発表された。

ヒドロキシクロロキンを投与された米退役軍人の治療結果を調べた未査読論文がプレプリントサイトで発表された。米政府の資金で実施された研究で、この種のものとしてはこれまでで最大規模。

ドナルド・トランプ米大統領やFOXニュースなどがヒドロキシクロロキンを推していたが、この実験は、いくつかの大きな制約があったものの、ヒドロキシクロロキンの効果への疑念を増大させる結果となった。

研究は、米国で入院し4月11日までに死亡あるいは退院した退役軍人368人の医療記録を調べた。調査対象となった患者の死亡率は、ヒドロキシクロロキンのみを投与された場合は28%、抗生物質アジスロマイシンと合わせて投与された場合は22%だった。この2剤併用は、仏地中海感染症大学病院研究所のディディエ・ラウール氏が3月に行った研究で効果があったと発表したことで世界的な注目を集めていた。

一方、標準的な治療のみを受けた患者の死亡率は11%だった。

しかし、今回分析対象となったのは、主に糖尿病や心臓病などの基礎疾患がある65歳以上の黒人男性だったため、この結果を一般化するのは難しい。

真の答えを得るには、患者を二つのグループに分け、一方には評価しようとしている薬品を、もう一方には偽薬(プラセボ)を投与する無作為化対照臨床試験(RCT)を大規模に行うしかない。このような臨床試験はすでに米国、欧州、カナダ、英国で始まっている。【翻訳編集】AFPBB News


2020-04-21 19:35:37



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