バッファローは4月23日、「WiFi 6(IEEE 802.11ax)」に対応するWiFiルーター3モデルについて、今夏の発売を予告しました。なお、それぞれの製品の外観はシルエットという形で公開しています。
WiFi 6は、ノートPCやスマートフォンで採用が進んでいる無線LAN規格。従来規格の11nや11acと比べて、規格上の最大通信速度が9.6Gbps、実効スループットが1Gbps以上と、有線LANに見劣りしない速度を誇る点が最大の特徴です。
他にも複数の機器が1つのチャンネル幅を分け合って利用することで、高速化や低遅延接続が可能な規格「OFDMA」や、省エネ性の向上が図られている点などもメリットです。
バッファローのWiFi 6対応製品はフラッグシップモデルの「WXR-5950AX12」をすでに発売していますが、今回の3モデルは同機の下に位置するもの。ハイエンドからエントリーモデルを取り揃えることで、WiFi 6対応製品の選択肢を増やす狙いです。
今回発表された中では最上位モデルとなります。他の2モデルと異なるのは、WAN(上り)側に10Gbit Ethernetポートを搭載していることです。加えて、4本のアンテナは5GHz帯のシングルバンドと2.4GHz帯のデュアルバンドに分かれており、それぞれの向きを自由に変えられることで感度が向上するとしています。
無線LAN(WiFi)の最大通信速度は、5GHz帯接続時が4ストリームの4803Mbps、2.4GHz帯接続時が3ストリームの860Mbps。有線LANはWAN側に最大10Gbpsのポートを1基、LAN側に最大1Gbpsのポートを4基備えます。
2020-04-22 22:46:22