Samsungが開発した「Galaxy Fold」をはじめ、「Galaxy Z Flip」や「Huawei Mate X」といった折りたたみスマホが少しずつ種類を増やしている昨今。LGエレクトロニクスが発表した「LG V60 ThinQ 5G」は一見ただのスマホながら、純正カバーを取り付けると、2画面の折りたたみスマホとして利用できる。発売は4月下旬予定だが、今回は一足先に、SoftBankから発売される端末を借り、実機を試してみた。
カバー装着すれば2画面折りたたみスマホになる「LG V60 ThinQ 5G」。その実力は!?
前述した通し、純正のカバーを装着すれば折り畳み式のデュアルディスプレイとして利用が可能となる「LG V60 ThinQ 5G」。その使いがってはいかがなものだろうか。まずは具体的なデュアルディスプレイの活用法を紹介していこう。
デュアルディスプレイはビジネスシーンで大活躍!?
2画面それぞれで別のアプリを起動できるデュアルディスプレイ。ポートフォリオを見ながら株価を確認したり、取引先の住所をチャックしながらマップアプリを起動したりと、ビジネスシーンでの活用は幅広く行えそうだ。
動画を見ながらSNS! ネット社会の必須アイテムになるかも?
片方の画面でYouTubeなどの動画配信サービスを起動し、もう一方の画面でLINEやTwitterなどのSNSを操作できる。動画を見ながらリアルタイムで友人とやり取りをしたり、ツイートしたりできるのは、かなり快適で楽しい。片方の画面で映画を再生し、もう片方の画面でビデオ通話をすれば、距離が離れていても映画鑑賞会を開催できる。新しい通信規格「5G」にも対応しており、動画をより簡単にダウンロードできるようになるであろう近未来に適している機能だ。
その他にも活用方法はたくさん!
ほかにも、料理動画を見ながらレシピを確認したり、商品を左右の画面で比較したりと、その活用の幅は広い。2画面でそれぞれ別のゲームの起動も可能だ。設定すれば、ワンタップで2つのアプリを同時に起動できるので、いちいちアプリを立ち上げる手間もかからない。
本体。カバー共にスタイリッシュなデザインを採用
大画面6.8インチの採用により携帯性は……
気になるのは、約6.8インチという大画面と、カバーの厚み、重量によって片手での操作は難しい点。高性能デュアルディスプレイを搭載した代償ともいえるが、ポケットに入れてスマホを持ち運ぶのには少し難があるかもしれない。
肝心のスマホ本体のスペックは?
カバーを装着して2画面にするという目新しい機能はあるものの、スマホ自体のスペックが低ければ評価はしにくい。「LG V60 ThinQ 5G」は、その点においても評価に値する素晴らしい端末だ。
8Kビデオ撮影に対応した高性能カメラ搭載
トリプルカメラを搭載した本端末では、フルHDの16倍、4Kの4倍となる8Kでのビデオ撮影が可能。1秒間に60フレームという細かさで、深みのある滑らかな動画の表現を実現した。
また、64Mの高画素カメラ、4つのピクセルを1つとしてセンサーを大きくし、暗い場所でも光を多く取り込んで明るい写真を撮影できる「ピクセルビニング機能」、望遠カメラや夜間モードにも対応した「スーパー手振れ補正」を搭載するなど、カメラの性能も前モデル「G8X」から飛躍的に進化している。
また、デュアルディスプレイモードでカメラを起動すれば、片方の画面をカメラ、もう片方をレフ版として利用したり、カメラと写真フォルダを同時に起動して、撮影してすぐ写真を確認できる。
2020-04-24 19:44:43