Appleが日本時間の2020年4月30日に公開したiOS 13.5のベータ版で、「マスクをつけた状態でFace IDをスキップできる機能」や、Googleと共同開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の連絡先や位置情報を追跡するAPIが搭載されていると報じられています。
iOS 13.5 beta makes it easier to skip Face ID if you're wearing a mask - 9to5Mac
iPhone XSやiPhone 11など、一部のiPhoneでは前面上部についているTrueDepthカメラによって顔の形状を正確に読み取り、顔認証でロックを解除したりパスワードを入力したりするFace IDが可能になります。
しかし、マスクを着用していると顔を正確に読み取ることができないため、Face IDは使用不可。マスクを着けたままiPhoneのロックを解除する時は「最初にFace IDの認証がエラーとなってから、従来のパスコード入力画面に移行する」という流れになり、ユーザーにとってはやや面倒でした。
iOS 13.5のベータ版ではこの問題の解決策として、ユーザーがマスクを着用している状態を認識すると、Face IDを自動的にスキップしてパスコード入力画面に移行するとのこと。
2020-04-29 20:18:26