Microsoft Research Asiaの研究者が、新型コロナに関するデータ分析のリソースとしてWebサイト「COVID Insights」を開設した。
同Webサイトでは、「感染データ分析」「ゲノムとタンパク質の構造」「研究動向」が視覚的に確認できて、国/地域ごとの傾向や違いに関する視座が得られる。
利用されているデータ元は、ジョンズ・ホプキンス大学、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、GISAID(鳥インフルエンザ情報共有の国際推進機構)などが公開しているデータだ。
国ごとの感染拡大傾向が比較できる
「感染データ分析」では、国/地域ごとの感染者数と死者数のグラフが確認でき、カーソルで期間を選択することで類似した国/地域および期間を提示してくれる。
例えば、韓国の2月18日~2月29日の期間とイタリアの2月17日~2月28日の期間の傾向がよく似ていることが見て取れ、対策の開始時期や内容の妥当性検討に役立つだろう。
その下の欄では、データから4つの地域で判明しているハイリスク・アクテビティが確認できる。これによれば、シンガポールでは海外旅行が最もハイリスクなアクテビティだったことがわかり、一方中国での主要なハイリスク・アクテビティは国内旅行と、国によって傾向が異なることが一目瞭然だ。
2020-05-05 22:36:56