今般の新型コロナウイルス感染拡大により、ソーシャルディスタンスの確保が求められている。国内では緊急事態宣言解除が進み、操業再開する企業も出てくるだろう。
そんななか、イタリアの音楽制作アプリ・音楽周辺機器メーカーのIK Multimediaは、超精密測定でソーシャルディスタンス維持をサポートするウェアラブルデバイス「Safe Spacer」を発表。
特許出願中のデバイス
「Safe Spacer」はもともと同社の従業員用に開発したデバイスだという。そしてこのたび、工場、店舗、オフィス、イベント会場、スポーツジムなどさまざまな場所でのソーシャルディスタンス確保をサポートすべく他企業への販売を決定した。
同製品は、超広帯域通信(UWB)技術を採用し10cmまでの超精密測定を実現。この精度はBluetoothを使用した位置測定の10倍ともいわれている。この精密測定により、他のSafe Spacerデバイスが2m以内に入ったことを正確に感知しアラームで知らせるという仕組みだ。ちなみに、複数のデバイスが接近しても混線しないという。
また、ユーザーがソーシャル・ディスタンスを破る動きを予測してアラートを発信する機械学習アルゴリズムを搭載し、事前に警告することもできる。
同社は販売時期は2020年第3四半期と発表。販売予定価格は€99.99/個(税別)で、ボリュームディスカウントもあるとのこと。
軽量・清潔・アプリで機能性アップ!
2020-05-21 01:41:54