オーディオテクニカは6月19日より、デュアルムービングコイル(MC)ステレオカートリッジ「AT-ART9XA」「AT-ART9XI」の2製品と、ヘッドシェル「AT-LH11H」を発売する。
「AT-ART9XA」はボロンカンチレバーにシバタ針を搭載した、AT-ART7の後継モデルとなる空芯型MCカートリッジだ。製品型番のARTとはAudio-Technica Reference Transducerの略称で、同社のカートリッジの中でも特別なモデルにのみ使用されている。MCカートリッジの主流である鉄芯型と比べ、空芯型は磁気歪みの影響を受けないため、自然な音色や緻密な音場表現が可能だ。出力電圧が得にくいという性質があるが、「AT-ART9XA」ではコイルの巻き枠を新規設計することにより出力電圧が向上し、0.2mV (1kHz, 5cm/sec) を獲得している。
2020-05-27 20:25:21