新型コロナウイルスは、暮らしのさまざまな場面を変化させている。葬儀もその一つ。葬儀をライブ配信することで3密を避けるオンライン葬儀参列システム、「スマート葬儀」(ライフエンディングテクノロジーズ・東京)が、6月からスタートする。
目下、感染リスクを回避するため、通夜や葬儀の参列者が減り、参列したくてもできないという人も増えている。もっとも、そもそも高齢化社会で故人の友人や知人も高齢化、葬儀に参列できないという状況はコロナ以前からあった。加えて少人数での家族葬というニーズもある。そこで、開発されたのがこのスマート葬儀だ。
宛先を登録しておくことで、親戚、故人や家族の友人、知人にメールやLINEで逝去のお知らせや通夜、葬儀情報が案内される。葬儀当日の映像はライブ配信。参列者のデータは一括ダウンロードできるため、手書きの芳名帳などまとめの作業も不要。もちろん、故人の遺影や思い出の写真の提供や、香典返し機能などもある。参列者は、追悼メッセージや遺族へのお悔やみの言葉を届けることもできるし、クレジット決済で弔電、供花、供物を送ることも可能だ。
2020-06-01 00:57:53