物を盗んだり壊すのはやめて。
ガラス張りのデザインが特徴とも言えるApple Store(アップルストア)。日本を含め、世界各地の直営店が営業を順次再開していますが、ミネアポリス暴動の被害を受けたアメリカは、大半の直営店で営業を一時休止しています。
米ミソネタ州の黒人男性死亡事件をきっかけに広まった抗議活動は次第にエスカレートし、複数の都市では略奪行為などが相次いでいます。ターゲットとなった店舗の中にはiPhoneやMacを取り扱うApple Storeも含まれており、一部の直営店ではガラスが割られ次々と商品が盗まれました。
しかし、暴動の様子が撮影された動画の中にはApple Storeのガラスを割るのにてこずる様子も確認されています。
ちょっとのダメージでは簡単に割れないガラス
オレゴン州ポートランドに位置する「Apple Pioneer Place」付近で撮影されたと思われるこちらの映像を見る限り、Apple Storeのガラスは硬いことがよく分かります。略奪行為を試みる人物が何度も棒のようなもので叩いても、ガラスにはヒビが入る程度。つまり、Apple Storeのガラスはちょっとくらいのダメージじゃ割るのは難しいってことみたいです。
1枚、数千万円と言われるApple Storeのガラスは、文字通り直営店を支えているだけでなく、セキュリティ面でも大きな役割を果たしています。今まではただ眺めていたApple Storeのガラスも、これからはちょっと違った視点で見ることになりそう。
アメリカの一部の直営店は先日再オープンしたばかりだったので、おかえり!と言いたいところでしたが、今回の影響を受け直営店は再び臨時休業に。残念ながら、Apple Storeが完全な形で再開するまでは、まだまだ時間がかかりそうです。
今はとにかく、この事態が1日でも早く収束することを願うばかりです。
2020-06-03 02:32:07