KDDIとKDDI総合研究所は2020年6月8日、新日本フィルハーモニー交響楽団と東京混声合唱団に所属するミュージシャンの演奏によるバーチャルコンサートを、iOS向
「音のVR」を活用したバーチャルコンサートの画面。新日本フィルハーモニー交響楽団、東京混声合唱団から119人が参加した演奏が楽しめるというだけでなく、音のVRの活用で好きなパートに近づいて音を楽しむなどのインタラクティブな体験も可能だ
このコンサートでは、新日本フィルハーモニー交響楽団のフランチャイズホール「すみだトリフォニーホール」のステージをVR空間上に再現。新日本フィルハーモニー交響楽団から80名、東京混声合唱団から38名、ピアノ1名の計119人が自宅などからリモートで演奏する、合唱の定番曲「Believe」を楽しむことができる。
またこの取り組みには、KDDI総合研究所が開発したインタラクティブ視聴技術「音のVR」を採用。演奏中の360度映像の見たい・聴きたい部分にピンチ操作で近づくことにより、好きなパートの部分だけをより大きな音で聞くことも可能であるなど、自分好みのスタイルで演奏を楽しめることも特徴となっている。
新型コロナ禍での新しい音楽のあり方を模索
今回の企画を担当したKDDIの宮崎氏によると、この規格は新型コロナウイルスの感染拡大を受けコンサートの自粛が続く中、新しい音楽鑑賞の形を提案するべく企画されたものだという。
2020-06-08 21:34:01