大掃除をして、部屋は片付いた。動画は見飽きた。次は何をしよう。DIY(日曜大工)もいいが、狭い部屋では家具などは増やせないし…。
「巣ごもり」生活のヒントを探しに訪れた書店で見つけたのが、雑誌「トランジスタ技術」6月号。「人工衛星の作り方」を特集していた。
人工衛星といっても超小型で、片手で持てる。それでもカメラなどの観測装置や通信機器を搭載できる。ロケットでの打ち上げは大型衛星の隙間に押し込む。以前より圧倒的にコストが下がり、「パソコンならぬ、パーソナル・サテライト時代がすぐそこまで来ている」のだそうだ。
つれづれなるままに夢想する。最近はネット通販で部品を集めて電気自動車ぐらいは造れるから、人工衛星も近い将来、DIYの対象になるだろう。そうなったら、マイ人工衛星を作ろう。宇宙から自慢の歌声を電波に乗せて発信しよう。米国の宇宙軍に撃墜されそうだが。 (野中彰久)