新型イプシロン、23年打ち上げ ベトナムの観測衛星受注―JAXA

宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は１２日、固体燃料ロケット「イプシロン」の改良型となる「イプシロンＳ」ロケットの初号機を、２０２３年に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げると発表した。

初号機には、ベトナムの観測衛星「ＬＯＴＵＳａｔ―１」が搭載される。衛星を製造するＮＥＣから、ＪＡＸＡが打ち上げを受託した。

イプシロンＳは、３段式固体燃料ロケットの１段目などをＨ３ロケットと共通化して開発費、製造価格を抑えたほか、打ち上げの準備期間を大幅に短縮し、国際的な価格競争力を高める。