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スマートウォッチのタッチ操作を指ごとに振り分ける磁石の指輪

指輪ナシより正確に操作できます。

韓国科学技術院(KAIST)とバージニア大学が、磁石つきの指輪でスマートウォッチを操作する「MagTouch」というシステムを開発しています。これは既存のスマートウォッチの操作を3本の指でできるようにするシステムです。

指をショートカットに

目的はスマウォの入力画面の小ささを解消するもので、例えば連絡帳アプリでは人差し指タップで名簿選択、中指で電話をかける、薬指でSMSを送るなど、それぞれの指が別々のショートカットになるのです。

ひとつの指輪で3本の指をカバー

ACM Digital Libraryの論文いわく、この技術は既存のスマウォに内蔵された磁力計を利用している、とあります。そして指輪は中指に装着し、測定した磁場とタッチされた位置を計算することで、どの指を使ったのかを判断するのです。現時点では、95.03%の成功率で3本の指を判別できるとのことでした。

もし指輪を人差し指と薬指の2本に装着したら、5本すべての指で操作できるようになるのでしょうか?

ドイツでも似た技術が研究されている

以前はドイツのハノーファーの大学にて、磁気スタイラスペンで手の甲をなぞった軌跡が、ディスプレイとなったスマートウォッチに表示されるお絵描き技術を開発している、とお伝えしたこともありました。

どこの国でもスマートウォッチの入力に難儀しているのでしょう。アプローチは違えど、いろんな方法が出てくるもんですね。指輪とスタイラスペンの両方入力デバイスとして使えたら、スマートウォッチはもっとスマートに使えるかもしれません。どうでしょうか?