グリーンインクも搭載したローランドD.G.の大判インクジェットプリンタ「TrueVIS VF2-640」

ローランド ディー.ジー.株式会社は、大判インクジェットプリンタ「TrueVISシリーズ」の新製品として、「TrueVIS VF2-640」を発売した。「TrueVISシリーズ」では初となるプリント専用モデル。昨年3月にリリースされたプリント＆カットモデルの「VG2-640/540」の優れた機能を踏襲しつつ、数々のインクに関する進化などが遂げられている。

本製品は最大1,615mmの出力幅に対応し、出力解像度が最大1,200dpiの大判プリンタ。使用する新TR2インクには新たにグリーンインクが追加されており（C/M/Y/K/Lc/Lm/Lk/Or/Gr/Wh）、鮮やかなオレンジと新色グリーンを“プロセスカラー”として処理することで、より色彩豊かな表現が可能となった。この広い色域を最大限に引き出すため、新しい「True Rich Color」印刷設定も搭載。また、クライアントから指定された色も「Roland Color System Library」の色見本を使うことで簡単に色合わせができ、新色260種類の色見本が新たに搭載されている。

本体サイズは2,945（幅）×1,310（高さ）×730（奥行）mm、重量は200kg、インターフェイスは10/100/1000BASE-Tで、RIP＆Print Management Softwareを含む標準価格は2,200,000円（税別/運送・設置費別）。出力ソフトは「VersaWorks 6」が標準で付属しており、このソフトは対応機種を使っているユーザーへの無料配信サービスも開始されている。また、今回新登場したグリーンインクは、既存のモデル「VG2-640」や「VG2-540」にも対応した。