現在は生産されていない12インチのMacBook。復活のときは近い?Image: Anton_Ivanov/Shutterstock.com
やはり省電力モデルから?
先週にApple(アップル)業界を揺るがした、ARMベースのプロセッサを搭載したMacが2021年に投入されるかもという報道。そしてその第1段は、12インチMacbookかもしれません。
今回の情報は、著名リークアカウントのFudge(@choco_bit)がRedditに投稿したものです。彼によると、アップルは販売を終了した12インチMacBookを復活させるつもりだそうです。ただし、キーボードはバタフライ構造のまま。先進のシザー構造には進化しません。また、12インチMacBook向けに「A14」ベースの8〜12コアプロセッサが開発されているようです。
Fudge氏はその他にもARMベースのMacについての推測を伝えており、開発者はアプリをx86_64版とARM版の両方でビルドする必要があるかもしれず、またMacのハードウェア上でWindowsを起動するBoot Campが放棄される可能性があるなど、かなり移行が難しいことが想定されます。
このようなARM版MacについてはBloombergが以前に報道しており、A14ベースのプロセッサのうちの一つは8個の高パフォーマンスコアに4個の高効率コアを組み合わせた12コアプロセッサになるとされています。さらに、A15をベースとしたMac向けARMプロセッサも開発されているようです。さらに、Mac向けのARMベースプロセッサはAI(人工知能)処理やグラフィックス性能に優れているとも伝えられています。
一般的にARMアーキテクチャのプロセッサは電力効率に優れていることから、省電力なデバイス、たとえば薄型MacBookへの搭載が期待されていました。ですので12インチMacBookの復活は、さもありなんといったところでしょうか。個人的にはさらに薄さと軽さを追求した、最強のモバイルMacBookになって登場してほしいですね。
2020-06-15 21:18:23