Appleはコンサルティング企業のAnalysis Groupによる調査結果を2020年6月15日付けで発表し、2019年におけるApp Storeを基盤とするエコシステムの経済規模が5190億ドル(約55兆7000億円)に達したことを明らかにしました。
Apple、App Store経済圏を通じて、2019年には5000億ドル以上の規模の経済活動を促進 - Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/06/apples-app-store-ecosystem-facilitated-over-half-a-trillion-dollars-in-commerce-in-2019/
App Storeエコシステムの経済規模は、App Store上で配信されているアプリを介して提供される商品やサービスの売上の総計で計算されています。つまり、App Storeを中心とするエコシステムの経済規模を示すものです。なお、App Storeの売上自体は387億5000万ドル(約4兆1700億円)だったことが2020年1月に発表されています。
5190億ドルの内訳は、「アプリを通じた物理的な商品やサービス」が全体の80%にあたる4130億ドル(44兆3000億円)、「デジタル商品およびサービス」が全体の12%にあたる610億ドル(約6兆5400億円)、「アプリ内広告」が全体の9%にあたる450億ドル(4兆8300億円)とのこと。
App Storeのエコシステム上で販売された「物理的な商品もしくはサービス」の内訳をまとめた表が以下。売上上位3つは、「一般小売」の2680億ドル(約28兆8000億円)、「旅行」の570億ドル(6兆1200億円)、「配車サービス」の400億ドル(約4兆3000億円)でした。さらに、アプリ内広告の売上450億ドルのうち、200億ドル(約2兆1500億円)がゲームアプリによるものだったそうです。
2020-06-15 23:17:06