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「VeeamON 2020」がオンライン開催 - 新製品群を発表

ヴィーム・ソフトウェアは6月18日、都内で記者会見を開き、オンラインによる年次イベント「VeeamON 2020」で発表された新製品について説明会を開催した。

米Veeam、「Veeam Backup for Microsoft Azure」の一般提供を開始

冒頭、ヴィーム・ソフトウェア 執行役員社長の古舘正清氏は昨年の業績ハイライトについて触れ、受注額が10億600万ドル(1ドル113.8円換算で1140億円)、顧客数は37万5000社以上、前年比成長率は20.5%となった。同氏は昨年の結果を踏まえ「クラウドデータマネジメントのリーダーとして、市場に認知されている。デジタルトランスフォーメーション(DX)により、ワークロードがクラウドにシフトしていく中でデータもクラウドにシフトしており、これまではオンプレミス中心だったデータ管理がクラウド中心に置き換わりつつある」と述べた。

そして、同氏はデジタルトランスフォーメーションの道のりとして、バックアップ/リストアした上で適切な管理を行うことで、初めてDXの世界に進めると強調しており、同社のクラウドデータマネジメントプラットフォームが支援するという。

そうした観点から、今回発表された新製品は「Veeam Backup for Office 365 v5」「Veeam Backup for AWS v2」「Veeam Availability Orchestrator v3」「Veeam Availability Suite v11」となる。新製品群についてはヴィーム・ソフトウェア ソリューション・アーキテクトの高橋正裕氏が説明を行った。

2020年第3四半期に一般提供の開始を予定しているVeeam Backup for Office 365 v5は、TeamsのネイティブAPIにより、Microsoft Teamsのネイティブバックアップとリカバリに対してTeamsのデータ以外にもチャンネル、設定、タブを保護するほか、高速かつ簡単なリカバリを可能とし、コンポーネント全体を対象とした詳細な検索をができるという。

すでに、提供を開始しているVeeam Backup for AWS v2は、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)のバックアップとリカバリを行い、AWS Marketplace上で無償版、有償版、ライセンス持ち込み(BYOL)版が提供されており、AWS向けのスタンドアロンAWSバックアップおよびディザスタリカバリソリューションとしてAWSバックアップに実装できるほか、Veeamプラットフォームとの統合も可能。

今回、新たな機能としてAWSディザスタリカバリはAWSアカウントおよびリージョン間でAmazon Elastic Block Store (Amazon EBS)スナップショットのレプリケーションとリカバリを行い、リージョンの停止から保護することに加え、新たにリリースされた変更ブロックトラッキング(CBT)APIと統合し、バックアップウィンドウを短縮することで、コンピューティングとストレージの費用を削減するという。

また、実行中のAmazon EC2インスタンスを対象としたアプリケーション整合性スナップショットおよびバックアップ接続しているAmazon EBSボリュームをシャットダウンや切断する必要がないほか、RESTful APIにより外部アプリケーションとワークロードにセキュアに接続し、Veeam Backup for AWSの統合・管理を可能としている。

Veeam Availability Orchestratorは、企業のディザスタリカバリ(DR)戦略をサポートするため、DRの計画・実行に要する時間、コスト、労力を軽減する自動化製品。今後、1カ月以内に提供開始を予定しているv3では、ストレージレイヤのオーケストレーションを可能とし、具体的にはNetApp ONTAPのユーザーに向けにアレイベースのレプリケーションからの広範な復元オーケストレーション機能、ストレージオーケストレーションプランが追加されている。

これにより、セカンダリ復元サイト(DRサイト、データセンターマイグレーションの場合は新規データセンター)へのNetApp ONTAPストレージのフェイルオーバーをオーケストレーションできるという。

また、サイト全体を対象としたディザスタリカバリプランの自動的なテスト、動的な文書化、実行を単一アプリケーションから1クリックで行えることから、DRとマイグレーションの総合的なオーケストレーション、自動化により、コスト高なマニュアルプロセスを排除するとしてる。

Veeam Availability Suite v11の提供開始は未定だが、バージョンアップによりCDP(継続的データ保護)でVMware vSphereワークロードの秒単位のRPO(目標復旧時点)でVMレプリケーションを可能にしている。

Google Cloud Storageのキャパシティ層のサポートにより、クラウドを利用してスケールアウトバックアップリポジトリ容量を拡張し、AWS Glacier、AWS Glacier Deep Archive、Microsoft Azure Blob Storage Archive Tierなどアーカイブ層をサポート。

さらに、Microsoft Hyper-V VMへの任意のバックアップのインスタントリカバリ、NAS Backupコンテンツのインスタントパブリッシング、Microsoft SQL ServerおよびOracleデータベースのインスタントリカバリにより、即時の復元機能を強化している。