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Google Chrome、Windows 10 version 2004以降でメモリ使用量削減の可能性

Google Chromeチームは6月17日(米国時間)、「Opt in to the Windows "segment heap" (I217d045e) · Gerrit Code Review」において、ChromiumにWindowsの「セグメントヒープメモリ」を使用するオプション機能を追加したと伝えた。詳細は次のページに掲載されている。この機能が安定版で採用された場合、Windows 10におけるGoogle Chromeのメモリ使用量が削減される可能性がある。

Google Chromeに脆弱性、アップデートを

1014701 - Segment heap needed, the Windows heap has greater than 100% overhead in the browser process on some machines - chromium

Microsoftは2020年5月、今年最初のフィーチャーアップデート版となる「Windows 10 May 2020 Update(別名: Windows 10 version 2004, Windows 10 20H1)」の配信を開始した。このバージョンでは、「セグメントヒープメモリ」と呼ばれる効率よくメモリを管理する機能がWin32アプリケーションに提供されている。Microsoft Edgeはすでにこの新しいメモリを使用しており、最大で27%のメモリ消費量を削減したとされている(参考:「Improving Memory Usage in Microsoft Edge - Microsoft Edge Blog」)。

Microsoft EdgeはChromiumをベースに開発されており、同様の変更はGoogle Chromeにおいても比較的簡単に適用できると見られる。Google Chromeはメモリ使用量が多いアプリケーションとして扱われることが多い。しかし、セグメントヒープメモリを利用するようになったGoogle Chromeは、Windows 10でこれまでよりもメモリ使用量が少なくなる可能性があり、注目される。