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【日産 ルークス 新型】プロパイロットに安定感、ストレスフリーな走行...試乗

【日産ルークス 新型】東関道をプロパイロットで試乗

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コロナ禍の影響で自動車販売台数が落ち込む中で、発売後、好調な滑り出しを見せているのが日産『ルークス』新型だ。ダウンサイジングを意識した充実装備がその人気を支えていると思われるが、ここではその中のひとつ、ミリ波レーダーを組み合わせたプロパイロットに注目した。

昨年登場した『デイズ』では軽自動車初の全車速追従クルーズコントロールを実現して大きな注目を浴びた。特に電動パーキングブレーキの採用は軽自動車の新たな流れを予感させてくれたのは間違いない。ただ、デイズで採用されたセンシングは、初期のプロパイロットと同様、単眼カメラによるものだった。

それがルークスではより高精度な追従を実現するために、単眼カメラにミリ波レーダーを組み合わせる新たな方式を採用しての登場となった。もちろん、全車速追従に都合がいい電動パーキングブレーキも搭載。これはミニバンである現行セレナと同等の装備。これはまさにルークスが狙った、上級車からのダウンサイジングを具現化した一例でもあるのだ。

ルークスの発表に当たって日産は、「単眼カメラを使用していた従来車よりも遠方の先行車両を検知できるようになって、ステアリングや加減速のきめ細かい制御が可能になった他、夜間の自動ブレーキの検知性能が向上した」としている。日産自動車第一製品開発部セグメントCVEの齋藤雄之さんは、「デイズには(ミリ波レーダーの搭載が)間に合わなかったが、ユーザーの利便性や安全性確保に努めるために今後もミリ波レーダーを積極的に組み合わせていきたい」とも話す。

このシステムで特に見逃せないのは、2台先を走る車両までを監視する技術を採用していることだ。フロントグリル下に装備したミリ波レーダーが前方を走行する2台前の車両を検知。その動きを常に監視することで、仮に2台前の車両が急減速して衝突の可能性をシステムが判断すると警報を鳴らすというもの。この技術は「スカイライン」などで採用しているもので、ここでも上級車で培った安全運転支援機能が反映されているのだ。

試乗してみると、そのメリットはしっかりと体感できた。東関東自動車道でプロパイロットをセットすると即座にACCモードに。レーンキープ機能も作動し、ステアリングに軽く手を添えるだけでレーン内中央をスムーズにトレースしていく。その時の安定感はハイレベルなもので、プロパイロットの初期に見られたようなカクカクとした動きは微塵も感じられない。

先行車への追従も実にスムーズだ。デイズでは先行車との車間が必ずしも一定ではなかったが、ルークスではほぼ安定して追従。先行車が加速して車間が開けば、それにもきちんと追いつこうと加速が始まる。試乗車がターボモデルだったこともあり、その時の加速感も十分に力強さを感じ取ることができた。

さらに進化の跡を見せつけられたのが、プロパイロット走行中に他車の割り込みを受けたときの対応だ。初代のプロパイロットではその検知ができず、思わずブレーキを踏んでしまうことが多々あったが、ルークスではその辺りの検知能力が大幅にアップ。よほど急な割り込みでもされない限りは十分に対処できていたのだ。また、車線を逸脱した時も警報だけでなく、ブレーキ制御を効かせて元の車線に戻そうとするので不自然さがない。

今や、軽自動車にもACC機能が搭載されるのは珍しくなくなった。しかし、その中でもミリ波レーダーを追加して確実な進化を遂げたルークスのプロパイロットは、軽自動車中トップクラスの実力と断言していいものだ。このルークスならロングドライブがストレスフリーに楽しめるのは間違いない。