AirTagの布石? 代わり?
最近ジワジワと人気が高まる、位置情報タグ(忘れ物タグ)。WWDC 2020のプログラムPlatforms State of the Unionでは、「iOS 14」や「iPadOS 14」が他社の位置情報タグの検索に対応することが発表されました。
これまでFind Myアプリ(日本では「探す」アプリ)では、自分が所有するアップルプロダクトの位置情報が検索できました。iPhoneやApple Watchの音を鳴らしたり、あるいは友人と位置情報を共有することもできます。
そして今回、新たに発表された「Find Myネットワーク」と呼ばれるプログラムでは、Find Myアプリで他社製の位置情報タグを検索できるようになるのです。もちろん、暗号化やプライバシーなども厳重にプロテクトされます。
今回のプログラムはすでにサードメーカーに向けて公開されています。Tileのような有名な位置情報タグも、いずれ機能に対応することが期待されます。それにしても、アップル独自の位置情報タグ「AirTag」が発表されなかったのが心残りですが…今回の発表は、ある意味その穴埋めともいえそうです。