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今秋以降のWindows 10のバージョンとプレビュー版はこうなる

Windows 10 Ver.2004(20H1)の一般向け配布は開始されているものの、機種によっては提供され例ないケースもある。一部の機種では案内が表示されるようになったようだ

Windows 10 Ver.2004(May 2020 Update)の一般向け配布が開始されている。いつものことだが、いくつか問題が起きており、機種によっては、アップデートが停止されているケースがある。Ver.2004で現在判明している問題に関しては、以下のページに情報がある。

速報性を重視しているのか、地域設定を日本語にしていても、英語のままの表示である。ただ、Ver.2004固有の問題は減ってきており、過去バージョンを含めた問題のほうが増えつつある。

さて、Windows 10やプレビュー版を配布するWindows Insider Programにもいくつかの動きがあった。これらの報告がてら今後のWindows 10のアップデートなどについて解説しておく。

Windows 10のバージョン番号が変わる

Windows 10の今年秋のアップデートである20H2のプレビューが開始されている。これにともなって、いくつかの発表があった。1つは、今年秋のバージョンからWindows 10のバージョン表記が変更になることだ。

Windows 10は、最初のアップデートである「2015 November Update」(TH2)から、西暦年の下2桁とアップデートが完成した月を2桁表示したものを組みあわせていた。May 2020 UpdateならばWindows 10 Ver.2004、昨秋のアップデートはVer.1909だった。

今年秋のバージョンからは、西暦年の下2桁とH1、H2を組みあわせたものになる。これまで、プレビュー版に付けられていた略称が今後の正式なWindows 10のバージョンになる。このため、今年秋のアップデートは「Windows 10 バージョン20H2」となる予定だ。

これまでの完成月を元にしたバージョン表記をやめるのは、おそらく、開発スケジュールの変更が大きいと思われる。2018年秋のアップデートでファイルが消えるという大きな問題が発生し、マイクロソフトは機能アップデートが完成してから一般向け配布までの間の検証に時間をかけるようになった。このため、これまで4月と10月になされていた一般向け配布の開始が5月と12月になった。プレビュー版での完成は以前と同じく3月と9月だったのにだ。

Windows 10のバージョンは、この完成の月を取って付けられていた。しかし、リリースが1ヵ月伸び、プレビュー版のレベルでの「完成」(ビルド番号の固定)のタイミングがズレ始め、曖昧なものになってきた。また、最新の20H1では、過去のWindows Serverなどとの混同を避けるため、本来「2003」になるはずだったバージョン番号が「2004」になった。

こうした背景からWindows 10のバージョンを上半期(H1)、下半期(H2)と区別するようになったのだと思われる。そもそも、Windows 10のコードネームを公開しなくなってから、西暦年2桁+半期の表記は、コードネーム代わりに使われてきた。これをそのままバージョンにするということだ。すでに配布が始まっている20H2のプレビュー版では、winver.exeのバージョン表記が変更になっている。