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ヨガアプリ、無料体験後に自動課金をしなかったためApp Storeでアップデート拒否

ヨガアプリ「ヨガ | Down Dog」は、フリートライアル期間終了後に有料メンバーシップに自動で切り替えない仕様でしたが、それが原因でアプリのアップデートをApp Storeから却下された、とソーシャルメディアに投稿しました。

App Store Connectを使用せず無料体験を提供したのが原因?

「ヨガ | Down Dog」の公式Twitterアカウント(@downdogapp)は、App Store Reviewガイドラインの3.1.2 サブスクリプションの項目に違反しているとして、提出したアプリのアップデートが却下された、と投稿しました。

Wow! Apple is rejecting our latest update because we refuse to auto-charge at the end of our free trial. They can choose to steal from their customers who forget to cancel, but we won't do the same to ours. THIS IS A LINE THAT WE WILL NOT CROSS. pic.twitter.com/s9HwD4ay4h
— Down Dog (@downdogapp)
June 30, 2020
from Twitter

同アプリは、以前App Store Connectを使ったフリートライアルを提供しており、自動で有料サブスクリプションに切り替わる仕様を採用していましたが、3つの問題が発生したといいます。

ます、トライアル期間を利用するユーザーが少なくなったこと、そして、サブスクリプションをキャンセルし忘れたユーザーから大量の返金リクエストがあったこと、最後に、Appleのシステム上返金することはできないと伝えた際に信用を失ったことです。

ガイドラインの中には、確かに以下の項目が存在します。

自動更新のサブスクリプションAppでは、関連する情報をApp Store Connectで明示して、ユーザーに無料トライアル期間を提供することができます。

ガイドラインへの不服申し立ても可能に

昨今、App Storeのガイドラインに対するアプリ開発者の不満の声が多いことを受け、App Storeの審査プロセスの2つの変更点が発表されたばかりです。

1点目は、アプリの審査結果への不服申立てが可能になったことです。App Store Reviewのガイドラインに照らし合わせて、決定が妥当であったかどうかの再判断を促すことができると同時に、ガイドラインそのものがおかしいと思える場合は、ガイドライン改訂を要求することも可能となりました。

2つ目の変更点は、“法律に抵触している場合を除いて”、提出したアプリのアップデートがガイドライン違反が理由で遅延となることがなくなったことです。アプリ開発者は次回提出時に問題の修正が可能となり、アプリの更新がよりスムーズに行えるようになりました。