SCSK、ERPパッケージ「ProActive E2」の機能強化版

SCSKは7月3日、同社のERPパッケージ「ProActive E2」の機能強化を実施した最新版を、7月1日から提供開始したことを発表した。

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「ProActive E2」は、会計、販売・購買在庫管理、貿易管理、資産管理、人事・給与・勤怠・人材マネジメント・個人番号管理など、全18の業務システムで構成されるERPパッケージ。

最新版では、スマートフォンからの交通費・出張費・接待費などの申請に対応し、外回りの隙間時間を活用した申請や在宅からの申請が可能となった。 上長による承認にも対応している。

交通系ICカード利用履歴連携と定期区間自動控除機能を搭載した。スマートフォンアプリから交通系ICカードの利用明細情報を読み込み、精算伝票明細を自動作成できる。また、各社員の通勤定期券の区間情報を参照し、控除後の金額算出と精算金額への自動反映を実現した。

また、標準定義されているチェック機能に加えて、各企業の経費精算規程に基づく、出張時の宿泊費の上限やタクシー利用理由の備考欄への記載など、各社固有の入力チェックの設定を可能となった。

さらに、勤怠システムの機能強化として、隠れ残業や不正な勤怠記録防止のため、従業員PCのログオン・ログオフ時刻の勤務表連携が可能になったほか、スマートフォンでの打刻・申請機能も搭載されたことで、直行・直帰時の勤務打刻、部下の勤務予定や休暇承認などが可能となった。

このほか、法改正への対応として、2021年4月から適用される「収益認識に関する会計基準」の要件に対し、「代理人取引（消化仕入、見合発注）における純額計上」と「返品権付き販売」「独立販売価格に基づく配分」のための決算時調整仕訳計上を支援する機能強化を実施。加えて、2020年4月から適用された特定法人を対象とした社会保険・労働保険の電子申請義務化への対応として、e-Govへ添付するCSV出力、または申請入力のための補助資料出力機能を実装した。