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突然変異で生まれた「感染力が強い新型コロナウイルス」が世界で大流行しているという研究結果

世界中で流行している新型コロナウイルス株は、最初に発見された株よりも「感染力が3~6倍強い」株であるという研究結果が発表されました。

この研究を発表したのは、アメリカのロスアラモス国立研究所とデューク大学とイギリスのシェフィールド大学の合同研究チーム。チームはゲノム配列に関する情報を共有する取り組みを行う国際的な科学機関GISAIDに保存されている新型コロナウイルスのゲノムを分析しました。

分析の結果、研究チームは世界中で流行している「D614G」と呼ばれる変異型において、ヒト細胞に感染する際に用いられる「スパイクタンパク質」という表面の突起に変化が生じていることを確認しました。研究チームが行った追加の実験によると、D614Gは研究室の実験においては、ヒト細胞に感染する能力が最初に発見された新型コロナウイルス株よりも3~6倍高かったとのこと。

このD614Gは、世界中で最も流行している新型コロナウイルス株とみられています。以下の図表は、研究チームが発表した「どの株が世界で流行しているか」を示すグラフです。オレンジ色の部分が最初に発見された新型コロナウイルス株であるD614を、青色の部分が突然変異によって生じたD614Gを示しています。世界のいずれの地域においても最初期はD614が優性ですが、時間経過とともにD614Gの割合が優性となっていることがわかります。

研究チームがイギリス国内の病院で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者999人を調査したところ、D614Gの感染者の体内にはより多くのウイルス粒子が存在していることが確認されましたが、「重症度」についてはD614G、D614で差はなかったとのこと。

アメリカ国内のCOVID-19対策を主導するアメリカ国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウシ所長は今回の研究結果を受けて、「病原菌の拡散が容易になる方向に新型コロナウイルスは突然変異していると示唆されている。ただし、研究結果には異論も出ており、研究結果は確認されている段階だ」と発言しました。

新型コロナウイルスの変異について、世界保健機構(WHO)はこれまでにも「コロナウイルスのようなRNAウイルスはその他のウイルスに比べて変異しやすい」という見解を示していました。2020年7月2日、WHOの主任研究者であるSoumya Swaminathan氏は記者団に対し「スパイクタンパク質などの主要な部位で突然変異が発生した場合、ワクチン開発が影響を受ける可能性があります」と述べました。