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新型コロナウイルスに酷似し3人を死亡させたウイルスを武漢ウイルス研究所が2013年に確認していた

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に非常に似たウイルス株が2013年に中国で発見され、中国湖北省武漢市の武漢ウイルス研究所によって確認されていたことを、イギリスの日刊紙、サンデー・タイムズが報じました。

サンデー・タイムズの調査によると、2012年に雲南省にある銅鉱山の廃坑でコウモリのふんを除去していた作業員6人が深刻な肺炎にかかったとのこと。作業員は39度を超える発熱・せき・手足の痛み・呼吸困難といった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状に近い症状を呈し、うち2人が最初に死亡。生き残った4人は出血熱、デング熱、日本脳炎、インフルエンザなど多数の検査を受けましたが、いずれも陰性と示されました。

医師らは、コウモリを宿主とするウイルスの研究を行う石正麗氏が所属していた武漢ウイルス研究所に、血液サンプルを送付しました。

2013年に石氏は同僚たちと鉱山に向かい、276匹のコウモリから糞便サンプルを収集し、それらを武漢ウイルス研究所に送って保管・分析しました。チームはSARSコロナウイルスによく似た新株を発見したため、4人の作業員を抗体検査したところ、4人全員が新しいコロナウイルスの抗体を持っていることが判明しました。4人のうち2人は回復して自宅に戻りましたが、この2人は入院中の患者よりも抗体レベルが高いことも示されています。入院していた患者のうち1人はその後死亡したことから、この時の死者は合計で3名となります。

石氏らはこの研究に基づいて2016年に科学誌・Virologica Sinicaに「RaBtCoV/4991」という名前の新株を発見したと発表しています。ただし、論文の中で6人の作業員が病状を呈したことや、死者が出たことには触れられていませんでした。

2020年2月、SARS-CoV-2が世界中で流行しだすと、石氏はNatureでSARS-CoV-2が武漢ウイルスに保存されているウイルス「RaTG13」に密接に関連しているとする論文を発表しました。論文には、2013年に雲南省で発見されたRaTG13とSARS- CoV-2が遺伝子構成の96%を共有していたことが記されています。

サンデー・タイムズは、RaTG13がRaBtCoV/4991と同一であることは「ほぼ確実」だと主張しています。武漢ウイルス学研究所の親機関である中国科学院が発表しているコウモリウイルスのデータベースには、RaTG13とRaBtCoV/4991が同じものとして記載されているとのこと。また、サンデー・タイムズは「インドとオーストラリアの科学者が、RaBtCoV/4991の遺伝子構成がRaTG13と100%一致し、SARS-CoV-2とも98.7%一致していることを確認している」と述べています。なお、石氏は新型コロナウイルスについて「2019年12月30日に原因不明の肺炎患者の検体として初めて研究所に持ち込まれ、それ以前に新型ウイルスの存在は知らなかった」との立場を強調しています。