新品互換用パソコン バッテリー、ACアダプタ、ご安心購入!
ノートpcバッテリーの専門店



人気の検索: ADP-18TB | TPC-BA50| FR463

容量 電圧 製品一覧

スペシャル

日本参入が「白紙」に? コロナ禍で見直した、モバイルバッテリーとして提供すべき価値

モバイルバッテリーの市場をイメージした時に、みなさんはどのように考えるだろうか。コモディティだという印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思うが、実際は異なるのである。ある海外のリサーチ会社の試算では、日本国内で2019年に400億円弱で2024年には1400億円程度と年平均20%~30%という高い成長を予測されている。

少し考えてみると、我々の周辺にはスマートフォンだけではなく、素敵で便利なデジタルデバイスが増加し続けており、皆様のクリエイティブな生活を彩っている。通信回線は4Gから5Gに更に品質を向上させ、デバイス上のアプリはより多くの更新を行う事でユーザーの利便性を高め、消費電力は増加する。エンターテイメントはクラウド上に置かれるようになり、モバイルデバイスでの動画視聴は一般的になった。

そして、我々の愛する、”上下を間違えると差し込めない四角いUSB”は、上下のない楕円のスマートなUSB-Cへ進化し、USBを経由してPCをはじめとしたデバイスに高出力で給電できるようになった。高級なモバイルバッテリーはノートPCも充電できるのだ。

利用する充電機器によって、充電の速度や回数、そして持ち運びやすさなど全く異なる。こうした状況から、モバイルバッテリーや充電器の市場というのは進化し拡大している。

クリエイティビティを最大にするために、モバイルバッテリーや充電器を一度改めて見回して、良いデバイスを手に、電力の不足による問題をぜひ解決していただければと思う。

ZENDUREとは

ZENDURE(日本法人:ゼンデュア・ジャパン株式会社)は、2013年にシリコンバレーで設立され、機能性や安定性・安全性の高さでアメリカやヨーロッパを始目としたグローバル市場で高い人気を得て急成長しているZENDUREブランドのモバイルバッテリーや充電器の製造会社だ。

一部のヨーロッパの大手航空会社はZENDURE製品を機内のコックピットでパイロットが利用する公式の製品として採用しているのは、そのクオリティの裏付けと言える。何せ、このブランドの始まりは最高の耐久性を持ったモバイルバッテリーとして、セダン車に下敷きにさせて、なおスマートフォンを充電し続けるパフォーマンスを披露したところから始まっており、ネット上の動画でご覧いただくことが可能だ。ZEN(平静の心)+ENDURE(耐久)という意味合いを組み合わせたこのブランド名は、ユーザーの電力の不安を徹底的に取り除くという事を創業からの願いとして、それに必要な機能は製品に託され続けている。

2020年5月に日本での販売を正式に開始し、MakuakeではSuperHub SEというプロジェクトが現在進行中で、開始1時間で目標額は達成、おかげさまで今もサポーターを増やし続けている。

ZENDUREが手がける「SuperTank」というモバイルバッテリーはハイスペックPCを充電できるほどの100Wの高出力が可能で、スマートフォンを7〜9回充電できる大容量、4ポートの同時充電などユーザーがデバイスの電力に困らないための全てが詰まっている。

語りたいことは多いが、読者に面白いと思っていただける範囲でモバイルバッテリーや充電器についてお伝えすると、まず我々がいつもスマートフォンに充電している充電器にはそれぞれ充電可能な出力があり、物によって全く速度も異なれば適切に充電できるデバイスも違う。以前からiPhoneをご利用であり、以前の付属の充電器をいつも利用しているとすれば、5Wという出力で充電していることになるが、最新のiPhoneは18Wという出力を受けることができる。

これは単純に言えば3倍以上の速さで充電が可能だと言えるわけである。100Wの出力とは、USB-Cで充電できる最大の出力で、これは高度なCPUを搭載する消費電力の多いハイスペックなノートPCでもスイスイ充電できてしまう。少し検索してみれば、これができるモバイルバッテリーは市場にほとんど無いことが分かるだろう。付け加えると、SuperTankは世界で最も歴史あるデザイン賞の一つ、シカゴ宛名イオン博物館のGood Designを見事に受賞している。ZENDURE製品の特徴的なデザインはユーザーに新しいユーザーエクスペリエンスを提供する一つの要素ともなっている。

国内市場の伸長と差別化可能なブランド、そして日本国内できちんと直接のサポート体制という安心感をもって提供を開始するという計画は無理のないものであった。

しかし、世界100箇所以上で販売を行っているZENDUREブランドにとっても、当然コロナの影響は大きい。ZENDUREは急成長しており2020年は非常に野心的な目標を掲げて2019年12月にゼンデュア・ジャパン株式会社を設立、販売の準備を進めていた。

しかし、工場の稼働や輸送の混乱によって、サプライチェーンに大きな影響を受け、アメリカやヨーロッパでの小売現場の影響、衛生関連商品の優先的な取り扱いなどにより、販売の見込みは極めて不確実となった。急成長しているフェーズは運転資本が先行し、キャッシュが不足しやすい。そのため、今、日本に新規参入をするのではなく、既存の市場に資源を集中するべきという議論が社内で興ったのである。

経営判断としては当然の事であるし、2019年末からこの事業に携わり始めた個人的な立場としては、むしろZENDUREがそうしたバランスを持ち合わせている事を好ましいと思い、そうなった際にはビジネスができない以上、個人としてはポジションを失うことになるだろうという覚悟もあった。とにかく改めてZENDUREというブランドが日本市場に今、参入するべきなのかを考えなければいけなくなったのだ。

コロナ渦で日本はどう変わるか

私はこのコロナウイルスという人類のハードルを社会の一員として経験してみて、変わりゆく価値観のなかで重要だと思う事を以下のように考えている。

・社会は不確実なことを認識し、変化を恐れない心構えを持つ事

・変化する中で、自らが提供できる価値を明確化する事

・変化をするための準備をしておく事

今回のコロナ渦の中で多くの企業や個人が変化を迫られたが、日本の方々はそれに適応してみせた事に強く感銘を受けている。多くの飲食業従事者の方々が限りあるリソースを上手く変化させ、宅配のサービスや他の提供方法を実現させた。多くの企業は内外のミーティングをWEB会議に変化させ、そのスタイルが普遍的なものになろうとしている。

印鑑は電子署名に代わり、一度受け入れられた便利さはこの後も永続して価値を提供していくだろう。オフィスに毎朝同じ時間に出社しなくても、我々は便利なデジタルツールとコミュニケーションを通して、新しいワークスタイルやライフスタイルを作ることができると確信を持った。これは、今の環境が普遍ではないと認識し、適応をするための心構えを持つことができるように成長したのだと考えている。

そして、その心構えを持っていざ変化に適応するためには、各々が自ら社会に提供できる核となる価値を明確化しておき、変化する状況を想定して予め準備をしておくべきであり、これは企業においても個人においても同様だと考えている。