Linuxの開発チームを率いるリーナス・トーバルズ氏が、Linuxのシンボル名およびドキュメントにおいて「マスター(master)/スレイブ(slave)」「ブラックリスト(blacklist)/ホワイトリスト(whitelist)」という語句の使用を避け、別の語句に置き換えることを推奨する方針を承認しました。
これまでコンピューターやプログラミング関連では「master/slave」「blacklist/whitelist」といった語は当然のように用いられてきたものですが、「ブラック・ライヴズ・マター」の影響もあって、別の語句への置き換えの動きが進んでいます。
「ブラックリスト」「マスター/スレイブ」というプログラミング用語が「人種差別的」として言い換えられつつある - GIGAZINE
そしてこのたび、Linuxでもリーナス・トーバルズ氏が当該語句を別の語句に置き換えることを推奨することを承認しました。
「master/slave」の置き換え推奨候補としては以下の例が挙げられています。なお、スラッシュの前が「master」、スラッシュの後ろが「slave」の置き換え候補です。