「顔パス」と言ったら、自らの立場を利用して普通は立ち入れないような場所に平気で入っていけることを言う。お店の場合ならスタッフと顔馴染みというケースもあるだろう。そんな顔パスをテクノロジーで実現していたお店が登場した。
「AI STORE LAB」は顔認証で入店できる上に決済まで行うことができる。お店にはレジがなく、スマホでアプリを呼び出して端末にタッチ、それさえも必要ない。全国のコンビニに導入して欲しいハイテクノロジーだ。
・事前登録が必要
便利な仕組みではあるが、利用するには1つだけ事前準備をしなければならない。専用サイト(AI STORE LAB)にアクセスして、ユーザー登録をしておく必要がある。
詳細はサイトの内容を読んで確認して欲しいのだが、大事なポイントを2つお伝えしておこう。初回入店時、ならびに店舗を退出する時に数字4桁の「PINコード」の入力を求められるので、その数字は忘れないように。
ユーザー登録を終えた後、店舗を利用する際には、その都度サイトにアクセスしてQRコードを取得しなければならない。
スマホでアプリを呼び出してタッチする必要はないのだが、入店時にはQRコードを端末に読み取らせる必要がある。残念だが、まだスマホなしで買い物という訳にはいかないようだ。
・いざ、入店!
さて、準備が整ったところで実店舗に行ってみる。現在(2020年7月13日)、このシステムを導入しているのは、東京・新宿住友ビル地下1階の「SECURE AI STORE LAB」である。入口にはゲートがあり、ここを通らないと店内に入ることはできない。入口には顔登録端末があり、最初に取得したQRコードをカメラにかざす。