私達の生活を大きく変えるかもしれない3Dプリント技術が、意外なところで活用されます。ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は今年、3Dプリントナゲットをテストするというのです。
KFCによる「未来のレストラン」と名付けられたこのコンセプトでは、ロシアの3D Bioprinting Solutionsと協力し、3Dプリント・ナゲットを開発します。その狙いはもちろん、本物の鶏肉の味と触感の再現です。
なお、この3Dプリントナゲットは動物性タンパク質を利用するので、ベジタリアン向けの植物性たんぱく質による人工肉とはちょっと異なります。詳細は不明ですが、やはり動物性タンパク質のほうが美味しいということなのでしょうか? またKFCによると、この3Dプリントナゲットは標準的な鶏肉よりもより自然に優しい製品なるそうです。
KFCは5Gチキンや再生エネルギーナゲット(のジョーク)を公開するなど、テック方面への謎の熱意を隠していません。そして今回の3Dナゲットは、より現実的なテクノロジーへのアプローチといえそうです。
KFCの3Dプリントナゲットは今秋にモスクワでテストを行います。通常のナゲットと味や食感がどう異なるのか、ぜひ試食してみたいですね。
2020-07-21 21:17:20