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Samsungが独自のAIアシスタント「Bixby」やGalaxy Storeの展開をあきらめる可能性

SamsungがGoogleとの新たなグローバル収益分配契約の一環として、GalaxyシリーズなどのSamsung製スマートフォンに搭載されているAIアシスタントの「Bixby」や「Galaxy Store」ではなく、GoogleアシスタントやGoogle Playストアの利用を促進することを検討中と報じられています。

Googleは、スマートフォンのOSにAndroidを採用する見返りとして、Google製アプリで得た広告収入の一部をメーカーに与えています。しかし、SamsungはGoogleのエコシステムよりも、自社開発のAIアシスタント「Bixby」やGalaxy Storeでのアプリ販売促進に力を入れてきました。

BixbyはSamsungの開発したAiアシスタントで、2017年にGalaxy S8/S8+とともに発表されました。BixbyはGalaxyシリーズだけではなく、冷蔵庫やスマートテレビなどのSamsung製品に搭載されており、サードパーティ向けにBixbyアプリの開発キットも公開されました。

2018年に発表されたスマートスピーカー「Galaxy Home」や、2020年1月開催のCES 2020で「2020年前半に発売する」と宣言した「Galaxy Home Mini」にもBixbyが搭載される見込みですが、いずれの端末も、記事作成時点では一般発売されていません。

また、Samsungの独自路線指向を示すものとして、Android対応アプリやコンテンツを入手する場として、Google Playストアとは別に独自のGalaxy Storeを用意していることも挙げられます。しかし、ほとんどのアプリがGoogle Playストアでも配信されているため、Galaxy Storeの利用率は必然的に低調。Google Playストアを利用できない中国でも市場シェアはわずか0.59%で、ランキングは15位となっています。

関係者が大手通信社・ロイターに語ったところによると、Androidスマートフォンの販売台数トップのメーカーであるSamsungに対して、Googleは何年も前からSamsung独自のサービスをやめるよう働きかけており、GoogleアシスタントやGoogleの検索サービス、Google Playストアを採用するよう求めていたとのこと。

かたくなに独自路線を貫いてきたSamsungですが、2020年に起こった新型コロナウイルスの大流行とスマートフォン端末の技術革新が鈍化したことによって、スマートフォンの売り上げにおいてSamsungも含めて各メーカーは大きな打撃を受けることになりました。ロイターは「ユーザーからの支持は芳しくなかったBixbyやGalaxy Storeの開発を進めるプロジェクトはコストがかかるために中止せざるを得なくなっており、新たな収入源を模索しているのではないか」と推測しています。

GoogleとSamsungの両社間で行われているという交渉の詳細は不明ですが、関係者によれば「Samsungが独自のエコシステムよりもGoogleのエコシステム展開に注力する場合、これまでよりも有利な契約条件を提示する」とGoogleは述べているとのこと。ロイターは、両社間の交渉は2020年7月31日までに最終決定に至るとみています。

GoogleはニュースメディアのBloombergに対して「提携企業とはユーザーエクスペリエンスを改善する方法について定期的に協議しています」と交渉は認めた一方で、「Samsungは独自のアプリストアやAIアシスタントを自由に開発できる」と述べました。

また、Samsungも「Samsung製スマートフォンからBixbyとGalaxy Storeを削除する予定はありません」「私たちは自分たちのサービスとエコシステムにコミットし続けています」という声明を発表し、両サービスともGalaxyのエコシステムにとって重要だとしています。