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iPad Proのことは忘れよう。2台目マシンとして完璧:Surface Go 2レビュー

2-in-1PCというトレンドを築き上げてきたマイクロソフトですが、もうタブレットはつくらないという意思表示でしょうか。

使いやすいキーボードとトラックパッドがついた、コンパクトなWindowsマシンが2年ぶりのモデルチェンジ。マイクロソフト(Microsoft)製品のなかでももっとも安価な2-in-1 PCであるSurface Go 2が登場しました。

競合のアップル(Apple)製品は、言ってしまえば「ただ機能する」美しいデザインのデバイスで、本当はもっと別の価値にお金を費やしても良いのだと自分に言い聞かせて購入している人も結構いるんじゃないかと思います。アップル製品より安くて高スペックなデバイスはいくらでもありますからね。

Surcafe Go 2も同様、パフォーマンスよりも美観やクオリティを重視していると言えます。

2年前にSurface Goをレビューしたのですが、とても良かったいう感想でした。500ドル(400ドルのSurface Goと100ドルのキーボードケース)で、この価格帯で販売されている他のどのノートPCでも実現できていない、高級感がありました。Surface Go 2も前モデルと同じくとってゴージャス。

本体サイズは変わらないまま、ディスプレイはGoの10インチから、Go 2では10.5インチになり、ベゼルが小さくなってマイクも改善されました。しかし前モデルとの違いは中身にあります。400ドル(国内価格6万5,780円。以下、国内価格は基本税別です)の下位モデルでも、Pentium Gold 4415Yから4425Yに上がり、メモリとストレージは下位モデルが4GB/64GB、真ん中と上位モデルが8GB/128GB。64GBはeMMC、128GBのほうはNVMeのSSDが搭載されています(編注:国内では一部モデルが販売されていません)。

Dell Inspiron 14 5000のようなノートPCにもう少しだけお金を出せば、より高速なプロセッサーにより大きなディスプレイ、そしてより多くのストレージを得ることができます。つまり言ってしまえばGo 2のスペックは価格に見合ったものではないとも言えます。

これはなに?:Surface Goの第二世代モデル。

価格:400ドル(国内では6万5,780円)から。レビューした端末は630ドル(国内では販売なし)、キーボードは100ドル(国内では1万2,980円から)。

好きなところ:とっても質が良い。iPadと違ってウェブカメラの位置が完璧。使っていて楽しい。

好きじゃないところ:中身のスペックの割に高価。安価なメインマシンというよりは、お金持ちが2台目マシンとして使うのに良い。

コスパノートPCではなく「2台目のノートPC」向き

マイクロソフトは、Surface Go 2は、学生向けの手頃なデバイスとしてマーケティングしていますが、実際にはそうではないと思います(だったらDellの方がコスパ良い)。個人的にSurface Go 2は、仕事外で気軽に使える小さめのセカンダリーデバイスだと思います。もしくは、仕事は全てスマートフォンでできるので、がっつりしたパソコン作業は必要ないという人向けかもしれません。

じゃあタブレットでよくね?と思うかもしれませんが、違うのです。Windows 10はタブレットOSとしてはそんなに良いものではないからです。Surfacfe Go 2は、Dell Inspiron 14 5000のような低価格ノートPCの競合でもないので、比較対象でもありせん。見た目やつくり、ディスプレイのクオリティを除けば、Surface Go 2はあらゆる面で劣ってしまいそうです(iPadのように)。

下位モデルで400ドル(国内価格6万5,780円)のSurface Go 2は、iPadの下位モデルで330ドル(国内価格3万4,800円)と良い勝負です。ロジクールの新しいキーボードを使えば、iPadは合計480ドル(国内では5万3,400円)でノートPCのように使えますが、Surface Go 2で同じように使いたければ、500ドル(国内では7万8,760円)は必要になります。

仕事はできるし、クラウドゲームもできた

Surface Go 2のようなデバイスでも、充分サクサク動くのは良いですね。SlackやWebブラウザ(私たちのようなライターの主要ツール)で仕事でき、クラウドゲームでも遊べます。終日コンピュータとにらめっこしたあとに、Stadia経由でRed Dead Redemption 2をプレイして夜を過ごすのにも良かったです。

また、200ページ近く、何百もの編集コメントがついているような膨大なドキュメントはGoogle docsでは処理しきれず、それをChromeやChrome OSで開こうとすると常にブラウザが死亡しますが、Microsoft Wordは、Go 2に搭載されているPentiumやCore M3のような弱小プロセッサでも動作するように最適化されているので、問題なく処理できます。

バッテリー持続時間は同価格帯内では短め

しかし、この価格帯のほとんどの競合製品と比較すると、バッテリーはローパフォーマンスでした。Surface Go 2のバッテリーテストをしたところ、7時間19分。570ドル(約6万円)のAsus Chromebook Flip C434は、8時間24分、800ドル(国内価格8万4,800円)のiPad Proは12時間以上持ちました。それに比べてGo 2はかなり弱々しく感じますね。

繰り返しになりますが、Surface Go 2はWindows 10のラップトップとして十分なパフォーマンスを発揮します。多くのプロセスを処理可能で、理論的にはiPadやChromebookより多くのことができます。

私はこの3つのデバイスを自宅に置き、インターネットをしたり、マンガを読んだり、ビデオ通話をしたり、Slackをしたり、文字編集をしたりと、同じような用途に使っています。仕事モードのときは気づいたらSurface Go 2を使うことが多いですね。フロントカメラはiPadやiPad Proのように変な場所に配置されていないし、光量が足りなくても明るくクリアな写真をが得られます。

また、Chrome Bookとは違って、複数のブラウザも使えるし、SlackやAirtableもデスクトップアプリで使えます。毎日使うわけではありませんが、仕事でiPadやChromebookを使うときよりずっとイライラしません。

高品質のためにお金を出せるか否か次第

ここでまたお値段の話ですが、もっとも高価なiPad以外、Surface Go 2、Chromebookなどのすべての製品は、ある程度の仕事をこなす用途で製造されています。

このSurface Go 2は、Windows 10搭載のでかくて見た目がダサい格安ラップトップを打ち負かすためのもので、Surface Go 2は、650ドル(約6万8,000円)のPixelbook Goのような派手なChromebookと肩を並べることになり、私はそれがiPadと競合することを意味していると思っています。

ストレージ32GBで330ドル(国内価格3万4,800円)、ストレージ128GBで430ドル(国内価格4万4,800円)から始まるiPadと競合するためのものだと思いますが、それでもSmart Keyboardのために160ドル(国内価格1万6,800円)の追加予算が必要です。Surface Go 2は、見た目の良さや、作りの品質のためにお金を費やせるかにかかっています。