ソニー株式会社、国立大学法人東京大学、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の3者は、ソニーのカメラ機器を搭載した人工衛星の共同開発を開始し、地上からリアルタイムで遠隔操作できる人工衛星上のカメラシステムを構築すると発表した。
3者が目指すのは「宇宙感動体験事業」の創出。地上から自由にカメラを操作して、宇宙飛行士が見ている景色を、リアリティのある宇宙空間映像として地上の人々に届けることができる。
ソニーはこれまでのカメラやデジタルテクノロジーの技術を活かし、イメージングやセンシング、通信技術などを活用して人工衛星のミッション部の開発やシステム構築を行う。
また、東京大学は、超小型衛星システムと超小型推進系の開発実績に基づいて、人工衛星の基本機能(バス部)および推進系の開発を支援。JAXAは、技術支援及びソニーが策定する事業・研究開発計画の検討を支援する。
なお、今回は協力開発が発表されたのみで、人工衛星の打ち上げ時期などについては言及されなかった。
2020-08-05 18:16:50