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Galaxy Note 20 Ultraハンズオン:期待通りの美しさと性能

Ultraってこういうことだよね、と思えるスマホ。

8月5日、SamsungのUnpackedイベントで、彼らの大きい方のフラッグシップ・Galaxy Note 20 Ultra(以下Note 20 Ultra)が発表されました。米GizmodoのSam Rutherford記者が絶賛ソーシャルディスタンシングしつつもハンズオンしてきてくれましたので、その感触を以下、お伝えしていきますね。

Galaxy S20 Ultra(以下S20 Ultra)が発表されたとき、僕はあんなに大きくて、パワフルで、バカ高いスマホを作ってしまうSamsung(サムスン)の心意気はすごいと思いました。でもそれと同時に感じたのは、ちょっと話盛りすぎというか、実体が尻すぼみというか、やり過ぎじゃないかな?ってことでした。でも今回、Note 20 Ultraを手にすると、Samsungはついにフラッグシップの名にふさわしい、超洗練された超ハイエンドなスマホを作り上げたように感じられます。

ウリ文句に実力とデザインがついてきた

Qualcomm Snapdragon 865+搭載のNote 20 Ultraは、SamsungいわくS 20 Ultraより10%ほどパフォーマンスが向上しています。S 20 Ultraで「100倍ズーム!」って鳴り物入りだったわりに実際はかなりボケボケだったSpace Zoomに関しては、Note 20 Ultraではウリ文句が実力に歩み寄って「1200万画素の5倍光学ズームで、ハイブリッドでは最大50倍ズーム」ってことになりました。カメラの他の部分では、メインカメラが1億800万画素、超広角カメラが1200万画素、それから新しいレーザーアシストのオートフォーカスあたりがポイントです。あとは動画撮影のPro Videoモードがさらにハイエンドになり、24FPSでの8K動画撮影とか、クローズアップしていく速さを調節できる機能とかが追加されました。

でももっと大事なのはNote 20 Ultraのデザインで、本当に作りがしっかりしてきたし、美しさがレベルアップしたと思います。Note 20もNote 20 Ultraも、最近のGalaxy Noteと違ってスクリーンがほぼ完ぺきにフラットで、ベゼルはあくまで細く、そしてほとんど見えないくらいのイヤピースなど小さな要素がディスプレイの端にたたずんでいます。背面はマットな仕上げのガラスで、感触が素晴らしいだけじゃなく、汚い指紋が付くのも防げます。とくにSamsungのシグネチャーカラーであるMystic Bronzeだと、Note 20 Ultraはジュエリーも顔負けの仕上がりです。ブロンズってスタイルじゃない人には、ブラックとホワイトもあります。

巨大な6.9インチAMOLEDディスプレイはS20 Ultraと同じリフレッシュレート120Hzを実現しつつ、さらに複数のリフレッシュレートへのサポートを追加しました。つまり、見ているコンテンツに合わせてリフレッシュレートを変化させられます。たとえば映画を見ているときは動画のフレームレートに合わせてリフレッシュレートを下げてバッテリーを節約し、ゲームをプレイするときは120Hzに上げてフレームを逃さない、といった具合です。

カメラのでっぱりは隠せません。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

生産性向上系も充実、価格も少しうれしい

Note 20 Ultraはリフレッシュレートが高いのに加えて、入力のレイテンシも9ミリ秒と、Note 10+の40ミリ秒と比べてぐぐっと短縮されました。あとはNotesアプリを介してSamsungデバイス間でメモを同期できたり、手書きメモと同時にボイスメモを録ると、手書きメモの指定部分からボイスメモの同じ部分に飛べたり、それから斜めに書きなぐった手書きメモをまっすぐに直せたり、PDFに直接書き込めたり、などなどもします。Air Gestureもアップデートされ、S Penを空中で振るだけで「戻る/ホーム/最近使ったアプリリスト表示」といった操作ができます。

生産性向上系機能としては、Microsoftとのパートナーシップにより、Note 20 UltraはWindows PCと良い感じに連携させられます。たとえば画面のミラーリング、ファイルのドラッグ&ドロップ、2、3タップするだけでモバイルアプリにアクセス(ケーブル不要で)、といったことが可能です。でも多分一番大きいのは、Note 20 UltraをMiracast対応TVにつなげて、さらにワイヤレスでDeXモードにすることで、事実上超ポータブルな仕事用コンピューターにもなるってことです。

生産性とか別に、という人には、9月15日からはXbox Game Pass UltimateのゲームをNote 20 Ultraに直接、Xboxとかのコンソールなしでストリームできるようになります。またSamsungはGoogleのNearby Shareに超広帯域でのサポートを追加し、近くにいる他のNote 20ユーザーにファイルをより速く送れるようにしています。Note 20 Ultraはあらゆるニーズや場面に対し何らかの答えを持っているかのようです。

でも一番うれしいかもしれないのは、Note 20 UltraはRAMが12GB、ストレージ128GB、バッテリー4500mAhでもお値段1300ドル(約13万7000円)からで、S20 Ultra より100ドル安いってことです。つまりもっと速くて、大きな反応の良いスクリーンを搭載してて、生産性機能ももっと多くて、スタイラスが内蔵されてるのに、Note 20 Ultraはひとつ前のフラッグシップ機より安くなってるんです。強いて欠けているものを言うなら、ヘッドホンジャックくらいです。

お求めやすいNote 20、でもこれはGalaxy Noteなのか

いっぽうスタンダードなNote 20はお値段1000ドル(約10万6000円)からと、Note 20 Ultraよりさらに手頃なんですが、残念ながら僕が許せる以上の妥協がある気がします。Note 20はNote 20 Ultraと同じSnapdragon 865+搭載ですが、ディスプレイは60Hzで固定です。RAMが8GBと少ないのと、画面が6.7インチと若干小さいのはまあいいとして、microSDカードスロットがなくなったのはわりとイラッとします。Note 20 Ultraでは温存されてるのに。それに背面の素材もNote 20 UltraのガラスがスタンダードNote 20ではポリカーボネート(要はプラスチック)で、マットな仕上げだけ真似するみたいに特殊なコーティングがかかってます。

左がNote 20 Ultra、右がNote 20。一番簡単な見分け方は背面カメラで、左にはレーザーオートフォーカスがあり、右はなしです。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

スタンダードNote 20はカメラも若干落ちて、1200万画素のメインカメラと同じく1200万画素の超広角カメラ、6400万画素の望遠カメラは3倍ハイブリッド・オプティックズームと30倍ハイブリッドズーム、レーザーオートフォーカスはありません。スタンダードNote 20がより手頃なのはナイスですが、これじゃGalaxy Noteらしさが薄まり過ぎてます。唯一スタンダードNote 20にあってNote 20 Ultraにないものといったら、わりときれいな「Mystic Green」って色の選択肢くらいです。

そんなわけでスタンダードNote 20は、パワーハウスなNote 20 Ultraと比べると残念に感じられるかもしれませんが、とにかく両方しばらく使って見ないと確実には言えません。

Image: Sam Rutherford - Gizmodo US

Note 20 UltraとNote 20のプレオーダーは8月6日午前0時1分(米国東部時間、日本での発売は未定)開始、発売は8月21日とされています。キャリア経由でもSamsung直販でもアンロック版が販売されます。プレオーダーする場合、Note 20購入者は100ドル(約1万600円)分、Note 20 Ultra購入者は150ドル(約1万6000円)分のSamsungクレジットがもらえるとのこと。