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『Fortnite』運営がAppleを提訴、パロディ映像で痛烈批判 Apple Storeからの削除うけ

バトルロイヤルゲーム『Fortnite』が、Apple StoreとGoogle Playから削除された。

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『Fortnite』を運営するEpic Gamesが、ゲーム内通貨「V-Bucks」の料金と支払い方法を変更したことを、両アプリストアが規約違反と判断したのがその理由。

これを受けてEpic Gamesは、Appleが独占禁止法に反しているとして、即座にカリフォルニアの連邦地裁に対し即座に訴訟を起こした。またEpic Gamesは、1984年にAppleがIBMの業界支配を批判するため公開した伝説的なTVCM「1984」をパロディ化。

それは、ジョージ・オーウェルが描いた苛烈な管理社会を皮肉ったSF小説『1984』を下敷きに、実際に1984年にAppleが公開したCMだ。

かつて業界支配を批判したAppleが、いまでは業界を支配する側に回っているというメッセージを込めた動画をアップし、ユーザーに理解を求めている(外部リンク)。

きっかけは30%の手数料

Epic GamesはApp Storeの独占に異議を唱えました。報復として、Appleは10億のデバイスでFortniteをブロックしています。 https://t.co/VwLAHlzLap へアクセスし、2020年を「1984」にしないための闘いに参加してください。 pic.twitter.com/LSKyXiXQVA
— フォートナイト (@FortniteJP)
August 13, 2020
from Twitter

Epic Gamesが行った課金方法の変更とは、スマホユーザー向けに提供された、AppleにもGoogleにも手数料が発生しない「Epic ダイレクトペイメント」の提供だ。

今回、それが規約違反として両プラットフォームからBANを食らうこととなった。

Epic Gamesが規約違反を犯してまで『Fortnite』での課金方法などを変更したのは、AppleとGoogleが自由競争を阻害しているという主張に基づいている。

現在スマホ向けアプリ(iOS/Android)の配信において、Apple StoreとGoogle Playの存在感は際立っており、両者の独占状態といえる。

そのためほかに選択肢がなく、Epic GamesのCEO・Tim Sweeneyさんが「法外だ」と公言するもろもろの手数料30%を、都度両者に収めなければならない。

IT巨人たちに対抗する急先鋒に立ったEpic Games

Today, Apple said Epic is seeking a special deal, but that's not true. We're fighting for open platforms and policy changes equally benefiting all developers. And it'll be a hell of a fight! https://t.co/R5A48InGTg
— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic)
August 14, 2020
from Twitter

AppleとGoogleによる寡占を批判し続けているTim Sweeneyさんだが、これらの主張は大なり小なり他のパブリッシャーも抱えている不満なのは周知の事実だ。

今回その急先鋒に立ったEpic Gamesだが、規約違反となった直後に訴訟を起こし、皮肉の効いた動画をアップしたことから、あらかじめペナルティを予期し、その上で反撃に出る準備をしていたとみるのが自然だろう。

無理にでも、Apple(およびGoogle)を法的な場に引きずり出そうとしたのではないかと推察できなくもない。

事実『Fortnite』内に3億5000万人のユーザーを抱えるEpic Gamesが、公にAppleと敵対したことで、業界内外に与える影響は大きい。

モバイルユーザーにとっては青天の霹靂

誕生日プレゼントにiPad Pro買ってもらおうとおもたのにーーー
— ホワイトさん。フォロバ100% (@3mofGoGxuMOAFAn)
August 13, 2020
from Twitter

一方ユーザーからは突然のアプリ削除に戸惑う声も出ている。

Apple StoreとGoogle Playでダウンロードできなくなったことに加えて、ダウンロード済みのユーザーは、新たなアップデートを受けることができない可能性もある。

『Fortnite』はiOS、AndroidのほかにNintendo Switch、PlayStation 4などでダウンロードすることもできるため、致命的な問題にはならないが、モバイルユーザーへの影響は避けられない。

AppleとGoogleは今後の配信に意欲

そして訴訟を受けたApple、Appleと同じくアプリ削除に踏み切ったGoogleは声明を発表した。

Appleは「違反行為を解決することを計画しているが、Epic Games社のために特別な取り決めをつくる意図はない」と公表(外部リンク)。

Googleは「開発者にとって公平であり、ユーザーにとって安全なストアを維持するための一貫したポリシーを持っています」と主張(外部リンク)。

またAppleもGoogleも、将来的な『Fortnite』の配信には意欲を見せている。