ノートPCなどを使ってWeb会議やビデオ通話をする場合、ミュートせずにキーボードをタイピングすると、「カチャカチャ」と音が入ってしまいスマートさに欠ける。しかし、商談やインタビューなど、記録者自身が会話に参加せざるを得ない場面では、マイクをミュートしづらいこともある。
定番のWeb会議アプリなら、録画機能を標準で備えていることもあるが、「LINE」や「Facebookメッセンジャー」などカジュアルよりなアプリでは自前の録画機能を有していないことが多い。録画機能を備えているアプリでも、サブスクリプションの契約内容によっては録画に一定の制限がかかる場合がある。
そこで活用したいのが、Windows 10が備える「Xbox Game Bar」(以下「ゲームバー」)だ。これをうまく使うと、Web会議の模様を簡単に録画できる。ちょっとした知識として、頭の片隅に置いておくと“いざ”というときに役立つはずだ。
そもそも「ゲームバー」とは?
そもそも、ゲームバーはゲーマーのためのユーティリティーアプリで、先述の通りWindows 10に標準搭載されている。削除してしまった場合は、Microsoft Storeから無料で最新版を再ダウンロードできる。
→Xbox Game Bar(Microsoft Store)
ゲームバーには「Game DVR(Digital Video Recoder)」というアクティブなアプリの表示内容を録画する機能が付帯している。アプリが再生している音声や、PCに接続したマイクの音声を動画に付加することも可能だ。
その名の通り、Game DVRはゲームプレイを「YouTube」などでアップロード配信するユーザーを想定した機能ではあるが、ゲーム以外のほぼ全てのアプリの録画(と録音)にも利用できる。
ゲームバーで会議を録画する方法
ゲームバーは、キーボードでWindowsキーを押しながらGキーを押すと呼び出せる。最新バージョンでは、メインウインドウと幾つかのサブウインドウが表示される。
ゲームバーの各種ウインドウを非表示にしたい場合は、ウインドウ以外の部分をクリックするか、再度Windowsキーを押しながらGキーを押す。ゲームバーのウインドウの中で常に表示したいものがある場合は、ウインドウバーにあるピンのアイコンをクリックして「ピン止め」する。
ピン止めされたウインドウを含め、ゲームバーを使って撮影した静止画や動画には、ゲームバー関連のウインドウは映り込まない(※1)。
2020-08-14 02:59:08