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極秘のiPodが米原子力当局の依頼により15年前に製作されていた

約15年前、Appleがアメリカの原子力を管轄する政府機関からの極秘依頼により、特殊なハードウェアを追加したiPodの製作を支援したことがある、と元Appleのソフトウェアエンジニアが明かしました。

突然、飛び込んだ国家機密による依頼

2005年、AppleでiPodのソフトウェアエンジニアとして勤務していたデビッド・シャイアー氏はある日、米エネルギー省(US Department of Energy、略称DoE)からの極秘依頼により、特別なiPodを製作する支援を行うこととなりました。

米エネルギー省は、核爆弾開発を行ったマンハッタン計画終了後の原子力委員会を前身とし、原子力技術の開発から核兵器の製造・管理を担い、ロスアラモス等の国立研究所を所有する国家機関です。

ちなみに、シャイアー氏は以前、iOS13やmacOS Catalinaにバグが多い理由を分析したレポートを公開して話題となった人物でもあります。

iPod(第5世代)に秘密のデータを保存できるよう改造

エネルギー省の委託を受けた大手エネルギー企業Bechtelからやってきたという、ポールとマシューと名乗るエンジニアは、既存OSとは全くの別物でかなり複雑な構造だった当時のiPodのOSを素早く理解しました。

ポールとマシューは、iPodに組み込んでいるハードウェアが誰にも見られないよう常に細心の注意を払っており、シャイアー氏が何を作っているのか尋ねても必ず話題をそらされ、結局、彼らが何を作ろうとしていたのか分からないままだった、と振り返っています。

2人は、一見すると何の変哲もない第5世代iPodの内部に謎のハードウェアを追加し、60GBの容量を誇ったハードディスクに隠しパーティションを設けてデータを保存できるように改造したiPodを作り上げ、去っていったそうです。

ちなみに第5世代iPodは、OSに電子証明書を持たない最後のモデルで、高度な技術を持つマニアの中には、Linuxをインストールして楽しむ者もいて、シャイアー氏ら技術者も驚かされたそうです。

しかし、以降のモデルからは電子証明書が一致しないと起動しなくなっており、改造が可能な最後のiPodだったと言えるでしょう。

事情を知っていたのはApple社内に4人だけ

Appleで、プロジェクトの存在を知っていたのは、シャイアー氏のほかは当時のハードウェア担当上級副社長、iPod部門担当副社長、iPodソフトウェア責任者の4人だけでした。

4人は全員、すでにAppleを退社しており、紙の書類も交わされていなかったため、Appleには一切の記録が残されていません。

2人が作っていたのは何だったのか?

シャイアー氏は、エネルギー省の管轄から、核燃料を極秘調査するためのガイガーカウンター(線量計)だったのかもしれない、と推測しています。

しかし、シャイアー氏の推測に対しては「iPodの筐体は放射線を遮断する可能性があるので、無線通信を傍受して記録する装置ではないか」とのコメントも寄せられているものの、真相は謎のままです。