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「デジタル・ニューノーマル構想」を掲げるNew Relicが製品や価格体系を刷新

2020年8月24日、New Relic(ニューレリック)は、オブザーバビリティ (可観測性)プラットフォーム「New Relic One」の新たな製品体系や価格体系、無料ライセンスについて発表した。また、同社の国内における事業戦略「デジタル・ニューノーマル構想」についても発表した。

オブザーバビリティを追求し、デジタルサービスを支える

New Relicは、2008年に、米サンフランシスコで創業。デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティプラットフォーム」を提供してきた企業だ。

オブザーバビリティとは、「デジタルサービスを支えるシステムのメトリクス、イベント、ログ、トレースのデータを、リアルタイムに取得し続け、常にシステム全容の状態を把握し、改善ができる状態にあること」を指すとし、「システムは、監視という概念が一般的であり、なにか問題が発生した状態を捉えることに力を注いできたが、不確実性な時代においては、システム自体に発生する根本的な原因を、リアルタイムで把握しつづける性質をシステムに持たせることが重要になっている。それをオブザーバビリティと定義している」とする。

そして、「New Relicは、世界中の開発者が、ソフトウェアのパフォーマンスを瞬時に把握できるよう、シンプルかつパワフルな方法を提供することに注力してきた。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャのみならず、ユーザー側の顧客体験状況までを観測することで、デジタルサービスの障害検知や顧客体験の低下検知、潜在的な問題およびボトルネックを早期特定して解決できることができる」としている。

New Relicの全世界の社員数は約2300人、世界16拠点に展開。売上高は約6億ドル。AirbnbやGitHub、Major League Baseballなど、1万7000社に導入。Fortune100企業の過半数で採用されているという。また、日本法人は、2018年に設立。国内においては、JapanTaxiやSansan、ウェザーニューズ、コマツ、バンダイナムコライツマーケティング、森永乳業など、数100社での導入実績がある。

「New Relicの特徴は、あらゆるデータを集約し、知りたい答えにミリ秒で到達できる点にある。1兆3000億のデータポイントを一瞬で検索し、KubernetesやDocker、Serverlessに加え、30以上のAWSインテグレーションを含む、220を超えるインテグレーションを搭載。8言語、200フレームワーク以上に対応し、エージェントを導入するだけで、あらゆるシステムの重要指標を観測可能にすることができる」とする。

3つのプラットフォームに統合 価格体系も刷新

新たに発表した製品体系では、従来、複数の製品に別れていたものを、「Telemetry Data Platform (テレメトリーデータプラットフォーム)」、「Full-Stack Observability (フルスタックオブザーバビリティ)」、「Applied Intelligence (アプライドインテリジェンス)」の3つの主要プラットフォーム機能に統合した。Telemetry Data Platformでは、アラートやダッシュボード、分析や高速なログ検索を提供するほか、300以上のツールと連携。ペタバイト規模で、あらゆるタイプのアプリケーションやインフラのデータを収集するほか、可視化、アラートするためのプラットフォーム機能を提供する。New RelicエージェントとOSSツールで取得できるあらゆるデータを統合し、すべての運用データを単一ソースとなるように設計。しきい値アラートの設定や、柔軟性の高いダッシュボードでの可視化や分析が可能になる。

Full-Stack Observabilityは、APM(アプリケーション性能モニタリング)やインフラストラクチャー、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスを横断したソフトウェアスタック全体の分析や、トラブルシューティングを、ひとつのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に行うことができる。フロントエンドからバックエンドまで、1ライセンスでシステムすべての観測が可能になる。従量課金ではないため、データサンプリングを気にせずすべての機能をフル活用できる点も特徴だという。

Applied Intelligenceでは、システムの異常な振る舞いを検出し、関連性のあるインシデントを自動関連づけ。インシデントを迅速に検出、理解、解決するためのAIOpsだ。障害や異常の理由を AI が特定。ユーザー企業が気づくよりも速く回復させることができる。New Relic が取得するすべてのデータに機械学習を適用し、因果関係の明確なデータを提供するほか、既存のインシデント管理ツールとも統合が可能であり、SlackやPager Duty、 Service Now、 Splunkとの連携もできる。

New Relic 最高技術責任者の松本大樹氏は、「New Relic Oneによつて、迅速な障害復旧、継続的なパフォーマンス改善、デジタル顧客体験の改善ができる。ツールのサイロ化、エンジニアのサイロ化、保守が中心となる負のワークロードを解消でき、エンジニアがビジネスに貢献できる。幅広い知識を持ったFull-Stack Observability Engineerや、テレメトリデータを駆使し、様々なインサイトを生み出すTelemetry Data Scientistなどの新たなタイプのエンジニアを育成することもつながるだろう。これらをオブザーバビリティエンジニアと呼ぶことになる」などとした。