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Apple Watch よりも近未来──3万円以下の時計は 「ディスプレイを腕に巻く感覚」

日本ではゲーミングスマートフォン「Red Magic」シリーズを販売しているNubia(ヌビア)からスマートウォッチ「Nubia Watch」が発売になりました。Nubia Watchをざっくり説明すると、スマートウォッチとしては大型な4.01インチのAMOLEDディスプレイやeSIMを搭載し、単体での通信も可能な製品です。

Nubia Watchのディスプレイは縦に長い960x192ピクセルで、腕に巻きつくように両端は曲げることができます。一般的なスマートウォッチのディスプレイは正方形や円形で、表示コンテンツはそのエリア内に納めなくてはなりません。しかしNubia Watchはそれらスマートウォッチのディスプレイからはみ出すような表示を行うこともできるのです。例えば週間天気予報なら数日分を縦に並べて表示することが可能で、まるでスマートフォンのように縦に長いディスプレイを有効利用できます。

スマートフォンとスマートウォッチの合いの子のようなNubia Watchですが、実はいきなり出てきた製品ではありません。2019年9月に同じディスプレイを搭載した「Nubia α」がリリースされています。Nubia αも発表時はそのワイドなディスプレイを生かすことで、スマートフォンでもスマートウォッチでもない新しいジャンルの製品として注目を集めます。本体デザインは曲線を多用しており、よく見れば近未来的、悪く見ればあか抜けない印象を受けるものでした。

つまりNubia αのコンセプトは「手首に装着できるスリムなスマートフォン」であり、その全く新しいコンセプトから価格も3699元(約5万7000円)とスマートウォッチにしては強気の設定がされました。さらにゴールドカラーモデルは4499元(約6万9000円)と高級路線も目指したのです。しかし高価なことや好みのわかれる本体デザイン、結局はアプリストアが提供されなかったことから市場での反応はいま一つでした。

そこでNubiaは高性能なスマートウォッチの開発をやめ、ファッションアイテムとして気軽に使える製品へと方向転換したのです。Nubia WatchがNubia αとほぼ同スペックなのはNuiba αの受注で余っていた部材をそのまま利用したからと推測もできます。

Nuiba Watchは1799元(約2万8000円)と、価格をNubia αの半額以下にしています。この価格帯のスマートウォッチは多く、価格の面では十分な競争力があります。またカメラと動感センサーは廃止し、一般的なスマートウォッチと同様のアクティビティートラッキングやスマートフォンからの通知、モバイルペイメントなど機能を絞りました。

機能面では他社品とあまり変わらないものの、ワイドで長いディスプレイはスマートウォッチの「画面が狭い」という不満を解放してくれます。Nubia Watchはスマートフォンの代わりにはならないものの、今のスマートウォッチではできないことを実現してくれるのです。