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OPPOスマートフォンの魅力とは? ITmedia Mobile×ジャーナリスト座談会

2020年夏、「OPPO Reno3 A」「OPPO Reno3 5G」「OPPO Find X2 Pro」という3機種のスマホを投入したOPPO。ITmedia Mobileでは、これらOPPOスマホの魅力についてジャーナリストの山根康宏氏、荻窪圭氏、太田百合子氏と語り合うオンライン座談会を開催した。メーカーとしてのOPPO、同社スマホのカメラや使い勝手について議論した。

2020年夏、「OPPO Reno3 A」「OPPO Reno3 5G」「OPPO Find X2 Pro」という3機種のスマホを投入したOPPO。価格とスペックのバランスのよさ、先進的な機能でいずれも注目度の高い製品だ。

 ITmedia Mobileでは、これら新機種を中心に、OPPOスマホについてジャーナリストの山根康宏氏、荻窪圭氏、太田百合子氏と語る「OPPOスマートフォンを語り尽くす! ITmedia Mobile×ジャーナリスト座談会」をオンラインで開催。3氏それぞれが得意とするジャンルを中心に、OPPOスマホの魅力を語ってもらった。モデレーターはITmedia Mobile編集長の田中聡が務めた。

OPPOのスマホの歴史を振り返る
座談会では、最初にOPPOが日本市場に投入した歴代のスマホを振り返った。OPPOが日本市場に参入したのは2018年初頭。そのとき投入したモデルは「OPPO R11s」だ。インカメラに主眼を置き、顔や肌をきれいに補正するOPPO得意のビューティー機能を搭載したモデルだった。

次に登場したのが「OPPO R15 Pro」。日本参入からわずか半年で、おサイフケータイ®と防水機能という“日本仕様”を備えたスマホをOPPOは出した。海外メーカーが、日本で必要な機能を早いタイミングで搭載したことで大きなインパクトを残している。それから間もなく、「スライド式ステルスカメラ」を搭載した「OPPO Find X」が登場。OPPOのカメラやスマホの機構に対する技術力をアピールした。

 2019年には新たにRenoシリーズを投入した。日本での第1弾は「OPPO Reno 10x Zoom」だ。ペリスコープ(潜望鏡)構造を用いることで、スマホの薄いボディーにハイブリッド10倍ズームカメラを搭載した。OPPO Reno 10x Zoomは山根氏が「一目見て気に入り、すぐに購入した」というモデル。ペリスコープカメラを搭載しながらボディーに出っ張りが一切なく、「高機能をデザインに落とし込んだ。それまで日本に出ていたOPPOスマホのイメージを大きく変えさせた」と振り返った。

 同年秋には「OPPO Reno A」が登場。防水とおサイフケータイ®に対応しているのはOPPO R15 Proと同様だが、価格はOPPO R15 Proより3万円以上安い3万円台(税込み)。機能と価格のバランスに優れたモデルで、これも業界に衝撃を与えた。太田氏は「CMキャラクターに指原莉乃さんを起用するなど、日本市場を勉強し、ニーズにマッチした製品」と評価する。

 2020年は日本で5Gが開始。OPPOも5Gに対応したスマホを投入した。まずソフトバンクから、7.7mmという薄いボディーに4眼カメラを搭載し、5G対応モデルながらも価格を抑えた「OPPO Reno3 5G」が発表された。

 auからは「OPPO Find X2 Pro」が登場。こちらはOPPO Find Xの後継機となるフラグシップモデルで、リフレッシュレートの高いディスプレイや高いカメラ性能など、OPPOの最新技術を詰め込んだ。荻窪氏は「OPPO Find XやOPPO Reno 10x Zoomにはギミックの面白さがあるが、OPPO Find X2 Proはカメラの性能そのものが上がっていて完成度がめちゃくちゃ高い」と評価している。

 同じタイミングでSIMロックフリー端末の「OPPO Reno3 A」も登場。OPPO Reno Aの後継機で、こちらも3万円台(税込み)の価格をキープしながら、おサイフケータイ®、防水に対応。さらに4眼カメラを搭載した正統進化モデルとなっている。

若者に人気のOPPO、その正体は?
日本参入からわずか2年の間に、これだけインパクトのあるスマホを投入できるOPPOとは、どんな会社なのか。香港在住で、長年OPPOを取材してきた山根氏が解説した。

OPPOは2008年から携帯電話市場に参入し、スマホは2011年から投入しているが、高スペックかつ安価というだけでなく、若者ウケする機能やあか抜けたデザインが評価され、幅広いユーザーから支持を集めている。

 スマホ出荷量シェアでは世界第4位~5位をキープし続けており、海外ではメジャーなメーカーだ。「中国はもちろん誰でも知っていますし、東南アジアでもかなりメジャー。欧州でも実は地道に製品を出しています」(山根氏)

 山根氏は「設計だけ行い、製造は他社に任せるスマホメーカーもある中、OPPOは自社工場を持ち、基板にメモリやチップセットを載せるところから始まり、組み立て、落下テストなどの品質チェックまで一貫して行っている」ことも特徴に挙げる。そうすることによって「世の中のトレンドが変わったときに、自社工場があるので製品作りにすぐ反映させることができる」と分析する。

 例えば、2010年代の半ばから中国や東南アジアでセルフィーがブームになった。そのときインカメラの性能を大きく高め、セルフィーに特化したスマホを矢継ぎ早に出したことで若者に人気のブランドとして成長した。トレンドやニーズを的確につかみ、製品にすぐに反映させる力や自社工場を備えていたからだ。

 グローバルでも、国ごとにユーザーニーズに合った、特に若い人たちが欲しいと思うような端末を作り続けている一方で、急速充電「SuperVOOC」など、全てのスマホユーザーが望む機能も自社開発している。

 「他企業も当然、急速充電に取り組んでいますが、チップセットメーカーの技術を使っている。急速充電機能を自分たちで開発しているメーカーは、なかなかない。急速充電は慣れるとたまらないですよ」(山根氏)

 また、2019年に発表された、ディスプレイ内にカメラを収める「ディスプレイ埋め込みインカメラ」など、先進的な機能も数多く開発している。大きな画面で動画を見たい、でも大きすぎたり重たすぎたりするのは嫌だというわがままなニーズに応えている。

OPPOは今や、欧州のサッカーチームをスポンサードしたり、日本のアニメーションとコラボレーションしたスマホを出したりと、信頼されるグローバルメーカーに成長した。「色眼鏡なしに、製品を手に取って、実際に触ってみてほしいなと思います」(山根氏)

OPPO Find X2 Proのカメラは3つともクオリティーが向上
ITmedia Mobileで、スマホの新機種が出る度にカメラ機能のレビュー記事を執筆している荻窪氏には、OPPO Find X2 Proで撮影した写真を紹介しつつ、OPPOのカメラ機能の特徴を解説してもらった。

ハイエンドスマホのカメラは2019年、トリプルカメラが当たり前になり、2020年はそこにプラスされる機能が注目された。各社とも行っているのが、一番よく使うメインカメラの画素数を増やして、写真の画質を上げることだ。「これは各社ともやっています。どれも画素数が多く、夜間の撮影にも強く、ピントも速く合う」(荻窪氏)。それにプラスする形で、どこに注力するかで各社の特徴が出ているという。

 OPPOはOPPO Find Xで超広角カメラを強化したが、OPPO Find X2 Proでは、超広角カメラがメインカメラと同じ4800万画素になり、クオリティーが格段にアップした。それに加え、望遠カメラの品質も上がった。

 「たいていのメーカーは3つカメラのうち2つに注力して、残りの1つは従来モデルとあまり変わらないということが多い。OPPO Find X2 Proも望遠カメラのスペック自体はあまり変わらないのですが、画像処理技術の進歩ですごくレベルが上がりました」(荻窪氏)

 最近は広範囲を取れる超広角カメラがトレンドになっているが、荻窪氏が注目したのはこの望遠カメラだ。「街を歩いていて猫を見つけたら撮るんです。その際に望遠カメラの品質がすごく影響する。この写真は5倍ズームで撮った猫ですが、近寄れない猫もサッと撮れちゃう。このクオリティーがすごく上がっています」

背面の四角いレンズが望遠カメラだ。ペリスコープ構造は潜望鏡と同じく、レンズの中にプリズムが入って光を90度曲げている。つまりレンズはスマホ本体上部に横向きに配置されている。ペリスコープ構造はコンパクトデジタルカメラで採用されたものだが、コンデジ市場が縮小している中、「まさかスマホで復活するとは」と荻窪氏も驚いたという。

 OPPO Find X2 Proでは、夜間撮影(ナイトモード)も強化された。ナイトモードは各社とも搭載しているが、多くのスマホはメインカメラで強化している。ところがOPPO Find X2 Proでは3つのカメラ全てで「ウルトラナイトモード」が効く。

 「3つのカメラのどれでも、暗さを生かしたまま明るいところが飛びすぎないように、きれいに調節してくれます。特に望遠カメラは使っている部品の関係上、どうしても暗いところに弱いのでナイトモードは難しいのですが、使って見るときっちりナイトモードが効いて、夜でもブレがなくてきれいな写真が撮れます」(荻窪氏)

 さらに動画は電子式手ブレ補正を強化。特に「Ultra Steady」を荻窪氏は高評価している。「電子式手ブレ補正は、強くすればするほど、実際の写る範囲が狭くなるんです。でも、Ultra Steadyでは超広角カメラを使って手ブレ補正がかかるので、広めの画角を保ったまま、超強力な手ブレ補正が効きます」

 片手で持って歩きながら撮影しても滑らかだ。「目の付け所がいい。手ブレ補正を超強化したモードを用意し、それをボタン1つで切り替えて使えるのがすごくいいです」(荻窪氏)

 OPPOが得意とする「AIビューティー」機能もナチュラルで、「これはさすがだなと思いました」(荻窪氏)。太田氏も「ビューティーモードは本当にきれい。逆に、最近はビューティーモードがないカメラで撮るのは厳しいなって感じです(笑)」と太鼓判を押す。

 以下からは、OPPO Find X2 Proで撮影した写真を荻窪氏に講評してもらった。

デザインや使い勝手へのこだわり 急速充電も確かに速い
太田氏は、OPPOスマホの使い勝手をチェック。スマホはデジタル製品の中でも最も身近なもので、毎日肌身離さず持ち歩く。「こんな製品は他にはない。だからこそ自分の欲しい機能がきちんと搭載されていることが大事だと思います」
おサイフケータイ®や防水機能は、日本のユーザーにとって重要なポイントだ。他の海外メーカーがなかなか対応できなかったところ、OPPOは参入1年目から成し遂げた。しかも、オッポジャパンのトウ社長は、参入時から対応することを明言していた。「それを有言実行したことにはびっくりしました」(太田氏)。

 OPPOのスマホはデザイン性の高さも魅力だ。特にOPPO Reno3 5Gには、OPPOのデザイン哲学が凝縮されている。美しいグラデーションカラー、5G対応で7.7mmの薄さ、曲面ディスプレイなどトレンドを捉えている。ノッチを極力小さくして画面占有率を高めた点も使い勝手のよさに直結する。

 「OPPOはプロダクトデザインに非常にこだわるメーカーです。ロンドンにデザインセンターがあり、ロンドンの王立美術院とコラボレーションしてイベントをやっています。以前OPPOのサブブランドとして海外で展開しているRealme(現在は別ブランドとしてOPPOから独立)というブランドの、日本未発売のモデルでは日本でも有名なプロダクトデザイナー、深澤直人さんのデザインも採用しています」(太田氏)

 日本では発売されていないが、OPPOはエヴァンゲリオンやガンダム、ランボルギーニ、色見本のPantone®など、さまざまなブランドとコラボレーションしている。「パッケージングからして、すごく出来がいい」と山根氏も高く評価している。

 使い勝手を語る上では、ディスプレイ品質も重要だ。OPPOの最新モデルはリフレッシュレートやタッチサンプルレートが高くなり、ディスプレイのスペックがアップした。実際に使った太田氏は「全くストレスなく使えるのはもちろん、ディスプレイが本当にきれい」と評価する。「映像が気持ちよく見られます。迫力がありますし、音も良い。映像を見る端末としてもゲームをする端末としても、オススメできます」

 カメラ撮影時には大きくきれいな画面があると気持ちがいいと荻窪氏もコメント。「晴天下にいても暗いところにいても、同じようにきれいに見える。これはすごく感心しました」

 もう1つ、使い勝手を大きく左右するのがバッテリー持ちだ。OPPO Find X2 ProはOPPO独自の急速充電技術「SuperVOOC 2.0」に対応し、高速で充電できる。

 太田氏は今回、SuperVOOCの性能を検証するため、バッテリーが空っぽのOPPO Find X2 Proが満充電になるまで、どれくらいの時間がかかるかを調査。付属の65Wの充電器と汎用(はんよう)的な充電器(12W)で比較した。SuperVOOC 2.0に対応した付属の充電器で充電した場合、40分足らずで満充電になったが、一般的な充電器では3倍の120分かかった。

 「充電速度がどれくらい速いかというと、充電マークのパーセントの数値が刻々と変わっていくくらい速いです。しかも充電中に端末がすごく熱くなることもないです」と太田氏。5G時代は動画の視聴や撮影、リッチなゲームなどでバッテリーをより消費することになりそうだ。急速充電機能は、今後ますます重要性が高まるに違いない。独自のSuperVOOCを持っていることは、OPPOの強みとなるだろう。

ユーザーの求めるスマホを作り続けるOPPO
OPPOはユーザーのニーズをしっかりくみ取り、その市場に合わせたローカライズを行い、ユーザーが求めるスマホを出していることが改めて分かったのではないだろうか。日本は電気通信事業法の改正もあり、ハイエンドスマホが売りにくい状況になっている。それにもかかわらず、5Gスマホはハイエンドが中心で、先進的な技術はハイエンドスマホに搭載されている。

 当然、ミッドレンジスマホに対するニーズが高まっていて、今後はハイエンドとミッドレンジに二極化していく状況が見えるが、そんな状況下でOPPOが存在感を出していく理由がはっきりした。

 最後に3氏が共通して語っていたのが、「スペックに表れないクオリティーの高さ」だ。実際に触れることで、そのバランスの良さ、求める機能が全てそろっている満足感をOPPOのスマホは強く感じられるという。ぜひ、ショップで動く端末に触れ、3氏が力説した魅力を体感していただきたい。