ブロックチェーンの基礎をマンガで学べる『マンガでわかるブロックチェーンのトリセツ』。今回は作者である「ももり」こと森 一弥さんのnoteからブロックチェーンを体験する方法をご紹介します! こちらの原稿は森さんのnoteからの転載になりますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね!
◆ももりのnoteはコチラ
ブロックチェーンを体験してみよう ~ Ethereum編 ~
『マンガでわかるブロックチェーンのトリセツ』(小学館)の著者、森です。ブロックチェーンといえばビットコインがいちばん有名なわけですが、その次に出てくるものといえば「Ethereum(イーサリウム)」かと思います。今回はこのEthereumを使って「世界中で使える自分の通貨をスマホだけで作っちゃいましょう」というネタです。
そもそも通貨を作るって「国」しかできなかったことなんですよね。それがビットコインの登場によって大きく変わりました。世界中で使ってもらうにはもちろん通貨の「信用」が必要ですけど、今や技術だけであればスマホだけでできちゃうってすごくないですか?
スマホさえあれば仲間内で使うなり、会社の中で使ってみるなり自由にできますよ!
そんなわけで、早速試してみましょう!
1.お財布ソフトのインストールと初期設定
今回ご紹介するアプリは「MetaMask」です(iPhone版「MetaMask」、Android版「MetaMask」)。要は Ethereum 用のお財布アプリです。Bitcoinのときと同じく、テストネットでも使えて、ERC20と呼ばれる独自のトークンを取引できる機能が入っています。PCでお使いになる場合はGoogle Chromeのエクステンションがあります。長らくアプリ版は出てこなかったのですが、ついにリリースされたので今回のネタにしました。(以降はiPhone版で進めています。Androidは多少違うかもしれません。)
パスワードの入力を行うと、シードパスフレーズが表示されます。見るためにはパスワードの入力が多分必要です。(iPhoneでFace IDの許可をした場合は顔のチェックをするだけでした。)
シードパスフレーズはアドレスのバックアップです。これらの単語の並びでアカウントの情報を保存できています。全部記憶できるならいいんですが、メモ書きを残しておきましょう。再度入力して次に進みます。
2020-09-17 18:34:51