NTTドコモは、ミリ波(28GHz帯)を使用した5Gサービスの提供を9月23日より開始します。
ミリ波(28GHz帯)は、現在ドコモが5Gに用いているsub6(3.7GHz帯・4.5GHz帯)に比べて幅広い帯域を利用できるため、さらなる高速通信が可能。sub6では受信時最大3.4Gbpsとなっていますが、ミリ波には受信最大4.1Gbps・送信時480Mbpsを実現します。
なお、電波は周波数が高ければ高いほど障害物の裏に回り込む性質が弱まわり、広いエリアをカバーしにくくなります。ミリ波も3.7GHz帯や4.5GHz帯に比べると遠くに飛びにくく、広域をカバーするというよりは、混雑エリアをスポット的にカバーする用途に向きます。ドコモのミリ波対応エリアは9月末時点で164か所を予定します。
また、ミリ波の5G通信を利用できるのは、5Gスマートフォンの中でもミリ波に対応したモデルに限られます。
当初の対応機種は「Wi-Fi STATION SH-52A」のみ。冬以降、「arrows 5G F-51A」「Galaxy S20+ 5G SC-52A」がソフトウェア更新で順次対応します。なお、通信料金は従来の5Gと変わりません。
2020-09-18 18:00:28